おかえりなさい 【名探偵コナン】

7月4日　Tuesday ページ27

『おかえりなさい』

「ただいまー」

にゃあ

快斗の足に子猫が駆け寄る
快斗は子猫を抱っこし

「よーし、よし」

と言って撫で始める

にゃあ

『快斗、お風呂入る？』

「ああ、コイツと一緒に入る！」

子猫を指しながら言った。

『体、洗ってくれるの？』

「おう！」

私にそう言った後、子猫と一緒にお風呂場の方向へ向かう
子猫に向かって"楽しみだなー"なんて言ってるので微笑ましい


ーーーー

『今日はそうめんだよ』

「今日暑かったもんなー助かる！
いただきまーす！」

お風呂からあがってから、ずっと抱きしめられていた
子猫が解放され、快斗はそうめんに夢中だ

「うめぇー！」

『薬味は？』

「ねぎ」

『はーい』

「猫は四六時中、Aと一緒にいられるよな！」

ーーーー

ご飯を食べ終わり、お茶を飲む快斗

「うまかったー！」

『お粗末様でした』

「…そういや、名前って決まったのか？」

快斗は子猫を見ながら聞く

『うん。悩んだけど。』

「何になった？」

興味津々に聞いてくる

『何だと思う？』

少し聞いてみる

「んーっとムーン…じゃないのか？」

少し、寂しそうに聞かれる

『じゃないとしたら？』

快斗は少し考えるそぶりを見せ

「A？」

『…へ？』

私の名前を呼ぶ

『な、なに？』

「え、いや。猫の名前」

…え？

『ま、真面目に言ってるの？』

「あぁ、だけどチゲーみてぇだな」

『ミィだよーうーんと自分の名前付けるかな？普通…』

「ん？だって、Aって名前だったら…」

そう言いながら、快斗は子猫を抱き上げる

「もっと、可愛がってあげれるだろ？なー？」

にゃあー






ーーーーー


『なんで、私の名前を言ったの？』

「え、そりゃ」

…？

「Aと一緒に風呂入ったりって想像ドスッ!!」

は、反射的に座布団を投げちゃった…

「…さーせん」

…子猫を抱きげて

『さいてー』

にゃあ？









ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2つの顔を持つ彼の火曜日は唯一の癒し

7月6日　Thursday→←6月30日　Friday

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す