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渡辺side
『何してんの』
目の前で手を絡めているふっかとA
リビングの片付けって言ってるけどそんな風には見えなかった
『俺もする』
Aの横にしゃがんで近くのゴミを拾えばAがここに来た時の話をし始めた
そうだっけ？とか言いながらちゃんと覚えている
そんな俺らを見てふっかは何も言わずにリビングから出ていった
貴｢ね？ふっかって居ないんだけど｣
ふっかが居なくなったことにも気付かず俺の方を見て話してたって分かれば顔の緩みは止まらない
『あ、そうだ』
ふっかを探しに行こうとするAの腕を掴んで座らせた
貴｢なになに？｣
Aに手を伸ばし、長い髪の毛を耳にかけた
未だに何もついてないピアスの穴にさっきまでつけていた左耳のピアスをひとつ取り慎重に穴に通した
『っ〜、よし！出来た』
貴｢おほほっ、右耳に重みが！！｣
本当はタイでつけてやろうと思ってたピアスはAが帰ってくるまで大事に取っておいた
『もう外さないで』
貴｢ありがとう、翔太くん｣
照れたように笑うA
『もっとお揃い増やしたい』
貴｢いいね、今度はどうする？｣
靴とかワンポイントのお揃いもいいけどなんて思っていたらさっきのふっかを思い出した
“ここ予約しようかな〜”
『指輪· · ·とか』
貴｢指輪？！｣
さすがに引くか、と思ってすぐに別のものを探した
でも1度考えたことは頭から消えることはなくてもう俺の頭は指輪でいっぱい
『やっぱり、指輪にする』
ちょっと強引に決めた指輪
貴｢え、う、うん、分かった｣
驚きを隠せてないAの左手を掴んでふっかと同じように薬指をじっと見つめた
貴｢え、ここに？！｣
『ばか、ちげーよ笑』
リンゴみたいに赤いAの顔
左手の薬指に唇を当てればさらに顔を赤くした
貴｢ま、待て待て。翔太くんじゃないみたい｣
いつもの生意気な翔太くんはどこに行った、とか言いながらリビングを片付けていた
『まぁ、そのうちね· · ·』
貴｢何か言った？｣
『いや別に。そんなことより』
立ち上がってリビングのドアを勢いよく開ければ、俺以外の皆がバタバタと倒れ込んできた
『何してんだよ』
貴｢居たなら手伝ってよ！｣
腰に手を当てぷりぷり怒っているAの耳には揺れるピアス
二人の時間っていいよね
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ユキト(プロフ) - 完結おめでとうございます。お疲れ様でした！ (2022年9月13日 23時) (
レス) @page44 id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
月(プロフ) - お疲れ様でした！番外編も楽しく読ませてもらいます！！ (2020年10月11日 10時) (レス) id: 36ca069552 (このIDを非表示/違反報告)
01u(プロフ) - 萌さん» 45分後に更新されてていつも23時頃に見に来てチェックしてます笑笑 これからも主さんのペースで楽しいお話待ってますね〜！どんな完結の仕方するのかが楽しみです♪ (2020年10月1日 23時) (レス) id: 4b56d02c07 (このIDを非表示/違反報告)
萌(プロフ) - 01uさん» ありがとうございます！更新しました〜笑毎回遅くなって申し訳ないです！これからもお願いします！！ (2020年10月1日 22時) (レス) id: e68f2c559e (このIDを非表示/違反報告)
01u(プロフ) - 毎晩更新されてるかな？って見に来るのが楽しみです♪頑張ってください〜〜〜！ (2020年10月1日 22時) (レス) id: 4b56d02c07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もにぃ
| 作成日時：2020年9月24日 21時
