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深澤side
『よーし、いい感じ』
ちょっと時間かかったけど、俺の部屋は片付いた
リビングでも片付けようかな
ガチャ
リビングに向かえば、片付けたとは言えないダンボールのゴミ
『めちゃくちゃ中途半端じゃん· · ·』
そのダンボールに手を伸ばそうとしたら目黒の部屋から聞こえるAの声
『サボってんのね笑』
気にせずリビングを片付けようとしたのに、その声を気にしてばかり。気がついたら目黒の部屋に居てAの手を引いていた
貴「ふっか· · ·?」
『奥さんは目黒が良かったの?』
あまりしない嫉妬でさえAの事になるとしてしまう
貴「めめが良いとかじゃ無くて、何か用があった?」
用がなかったら俺と一緒には居てくれないの?なんて恥ずかしいことは言えないから、まだ散らかっているリビングの方を指さした
貴「うわ、ごめん。さすがに片付けよ」
さっきまで目黒に抱きしめられていたって思うとイライラしてきてダンボールを小さく踏んで畳んだ
貴「ね、懐かしいね?初めてここに来た時もふっかと一緒に片付けたよね笑」
まさかAからその話をしてくれるとは思ってなくて嬉しくなって飛びついた
貴「どうしたの?笑」
踏んで小さくなったダンボールは重さが無くなり元の大きさに戻っていた
『覚えてくれてたんだ· · ·』
貴「ふっかの質問が多すぎて笑」
『ちなみに今彼氏は居るの?』
貴「居ないけど、旦那さんなら目の前にいるよ笑」
冗談交じりの笑い方で言ってくるA
『ね、そーゆー事俺以外に言わないでね。』
左手を掴んでAの手と自分の手を絡ませ、薬指をじっと見つめた
『ここ予約しようかな〜』
貴「恥ずかしいこと言うね」
そんなこと言いながらも顔を赤くするA
渡「何してんの」
『リビングの片付け』
渡「俺もする」
Aの横にしゃがんで片付けを始める翔太
貴「うわー、前も翔太くんが来たよね笑」
渡「そうだっけ?」
貴「そうだよ、あの時は怖かったな〜笑」
繋がれた手はスルッと抜け
今は完全に翔太とAの世界
そんなふたりを見るのが辛くて、リビングから出た
二人の時間を終わらせた
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ユキト(プロフ) - 完結おめでとうございます。お疲れ様でした! (2022年9月13日 23時) (レス) @page44 id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
月(プロフ) - お疲れ様でした!番外編も楽しく読ませてもらいます!! (2020年10月11日 10時) (レス) id: 36ca069552 (このIDを非表示/違反報告)
01u(プロフ) - 萌さん» 45分後に更新されてていつも23時頃に見に来てチェックしてます笑笑 これからも主さんのペースで楽しいお話待ってますね〜!どんな完結の仕方するのかが楽しみです♪ (2020年10月1日 23時) (レス) id: 4b56d02c07 (このIDを非表示/違反報告)
萌(プロフ) - 01uさん» ありがとうございます!更新しました〜笑毎回遅くなって申し訳ないです!これからもお願いします!! (2020年10月1日 22時) (レス) id: e68f2c559e (このIDを非表示/違反報告)
01u(プロフ) - 毎晩更新されてるかな?って見に来るのが楽しみです♪頑張ってください〜〜〜! (2020年10月1日 22時) (レス) id: 4b56d02c07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もにぃ | 作成日時:2020年9月24日 21時