二人の時間 ページ22
阿部side
皆が引越しのトラックを引き留めに向かい、今は俺とAの2人だけ
何も無い床に蹲っているAの背中を摩った
貴｢阿部ちゃん、｣
Aの顔色はさっきよりも少しだけ良くなっていた
『滝沢くんの車荒かった？笑』
貴｢いや、ルールの紙見てたら気持ち悪くなっちゃった｣
『ルールの紙？』
そう言えばポケットから小さな紙を取り出し、見せてきた
『へー、こんなの貰ったんだね』
貴｢そうそう、あー、やばい｣
蹲った状態からそのままリビングに大の字になるA
貴｢冷たくていいわ、阿部ちゃんもやって！｣
俺の服を引っ張るから、そのままAの横に転がった
『ほんとだ、冷たいね』
貴｢でしょっ｣
自慢げに笑うAの顔が案外近くて心臓の音が速くなった
『あのさ· · ·』
ｶﾞﾁｬ
渡｢っはぁ、疲れたって何してんの｣
佐｢えええええ？！｣
引越しのトラックを引き留めに向かったみんなが続々と帰ってきた
きっと俺の顔は赤いはず
貴｢おかえり〜｣
岩｢いや、おかえりじゃなくて何してんの｣
向｢阿部ちゃん、顔赤いやん｣
みんなから見ればリビングに2人で横になっている状態
貴｢よいしょっと、割と楽になったな〜
阿部ちゃんありがとう｣
『俺は何も· · ·』
ニコッと笑って引越しのダンボールの方に向かうAを追いかけた
貴｢うわ、結構な量だねこれ｣
ね？ってこっちに目線が送られ頷くことしか出来なかった
『A体調は大丈夫？』
貴｢大丈夫だよ、優しいな阿部ちゃんは｣
『優しくないよ、可愛いAが心配なだけ』
キザなセリフを言えば真っ赤な顔になるA
『照れてる？笑』
貴｢照れてないから！！｣
顔をパタパタと仰ぎながら、ダンボールの箱を見つめる
貴｢よし、サクッと片付けちゃおう｣
ラ｢Aちゃん、一緒にしよう！｣
ラウールの言葉に笑顔で頷くA
二人の時間が終わってしまった
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ユキト(プロフ) - 完結おめでとうございます。お疲れ様でした！ (2022年9月13日 23時) (
レス) @page44 id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
月(プロフ) - お疲れ様でした！番外編も楽しく読ませてもらいます！！ (2020年10月11日 10時) (レス) id: 36ca069552 (このIDを非表示/違反報告)
01u(プロフ) - 萌さん» 45分後に更新されてていつも23時頃に見に来てチェックしてます笑笑 これからも主さんのペースで楽しいお話待ってますね〜！どんな完結の仕方するのかが楽しみです♪ (2020年10月1日 23時) (レス) id: 4b56d02c07 (このIDを非表示/違反報告)
萌(プロフ) - 01uさん» ありがとうございます！更新しました〜笑毎回遅くなって申し訳ないです！これからもお願いします！！ (2020年10月1日 22時) (レス) id: e68f2c559e (このIDを非表示/違反報告)
01u(プロフ) - 毎晩更新されてるかな？って見に来るのが楽しみです♪頑張ってください〜〜〜！ (2020年10月1日 22時) (レス) id: 4b56d02c07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もにぃ
| 作成日時：2020年9月24日 21時
