第九十一話、論争 ページ8
見張り役として木の上でうとうとしていたら夜が明けた。
師匠の寝顔をちらっと見て・・・まじまじと見ていないからセーフ。ちなみにやっぱり美形だなとげほげほ。師匠の寝顔をちらっと見て元気をちょっぴり補給し、顔を洗いに小川へ向かった。
「冷たっ」
屈んで水を汲んだ手を顔に当てる。決して跪いて北とか東の方角にお祈りをしているわけではない←
そこで私は周りを見渡し、タオルを取り出した。とりあえず顔を拭く。そして次は・・・。
(体拭きてぇ)
シャワー無しでの七日間は本当につらい。下手したら体臭で居場所がバレるくらいだよ。
でも体拭くのそれなりに時間かかるし、あの二人はまだ寝ている。見張りが長時間いないのはやっぱり危険かなぁ。
よし、二人とも起こしに行こう。
と思ったら二人ともすでに起きていた。
「見張りなのにどこ行ってたんだよー」
「ちょっと顔洗いに？ っていうか体拭きたいからしばらく向こう行く。師匠はどうしますか？」
「なぜ私」
「いやキルアの裸体に興味は無いし」
「その言い方だとクラピカの裸には興味あるみたいな」
「なぜ私・・・」
「いや師匠の性別が知りたい！」
「・・・・・・私はどっちに見えるんだ？」
「男」「女」
「「「・・・・・・」」」
「これは、長きに渡る性別論戦の決着を着けねば！」
「いや何一人で盛り上がってるんだよ」
「じゃ、行ってきまーす☆」
「・・・唐突だな」
体を拭き終わった。以上。
ん？ 短いって思った？ 別に私の体の描写はいいじゃんいらないよ。貧乳とかそういうの気にする歳でもないし。
そんなことより師匠の性別である！
早速帰って訊いてみることにした。
「おかえり。キルアは周りの探索をしに行ったよ」
「へー。ところでぶっちゃけ、男ですか女ですか？」
「・・・私はお「おーい」
「キルア、ちょっと静かに。聞こえなかったんでもう一度お願いします」
「・・・私はお「バッサバサ(鳥の羽音)」
この時、私は確かに感じた。全世界、いや全宇宙からの圧力を。これは開けてはならないパンドラの箱なのだと、そう聞こえた。
キルアが何事かと駆け寄ってきたが、私が首を横に振るとなんとなく察したようだ。
「さっきレオリオっぽい人見つけたんだけど」
「どこ？」
「あそこの切り株の近く。レオリオじゃね」「レオリオだな」「レオリオだね」
レオリオと合流するべく私達は仕度を始めた。
続く
お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←第九十話、 逆転
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 8人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はるか(プロフ) - どうぞどうぞ！おともだちになりましょう(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2014年7月11日 13時) (
レス) id: c63a9a77ef (このIDを非表示/違反報告)
ばにゃにゃ☆シュガリティ(プロフ) - はるかさん» はるかさん度々コメありがとうございます♪ ご迷惑でなければ友希させてください！( ＞人＜ ) (2014年7月11日 9時) (レス) id: 179f3e0353 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - クラピカに恋する主人公ちゃんとめっちゃ共感です！これからどーなることやら♪（ｖ＾＿＾）ｖ楽しみです(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2014年7月7日 19時) (レス) id: c63a9a77ef (このIDを非表示/違反報告)
ばにゃにゃ☆シュガリティ(プロフ) - はるかさん» ありがとうございます！ そう言っていただけてとても嬉しいです。 頑張ります！！ (2014年6月25日 16時) (レス) id: eefb07732c (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 更新、がんばってください！めっちゃ楽しみにしてるので！！ (2014年6月24日 23時) (レス) id: c63a9a77ef (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ばにゃにゃ☆シュガリティ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/banyahomupe
作成日時：2014年6月24日 1時
