第八十四話、牽制 ページ1
「もうパノに近付かないでくれる？」
家族会議第一声はお母さんだった。
「パノにはためらいなく人を傷つけられる度胸を身につけてもらいたいんだ」
「いやいやいや」
「そうでもしないとパノが大変な目に遭うかもしれないじゃないか」
「世 の 中 を よ く 見 ろ」
・・・。
会話が噛み合ってないような・・・。自分で言うのもなんだけど、念使いで結構強いし気をつけてれば「大変な目」になんて合わない気がするけど。
それに対してのお母さんの反応も訳わからん。
家族会議というよりは夫婦喧嘩みたいだった。やっぱ違うな、ただの喧嘩。・・・この男が父親とか嫌です。
「脱獄したんだよね？」
言い争っていた二人が同時にこっちを向く。
「・・・ああ、そうだ」
「「戻れ」」
「戻るつもりでここに来た」
「それ、どういう意味？」
お母さんが問う。
「何でシュニーはパノの記憶を変えた？」
それまで軽口を叩いていたお母さんが押し黙った。
「・・・行きましょ」
と私の手をとり、引っ張るお母さん。
「何があったの？」
「もうじき分かるわよ」
つまり、「今は答えたくない」ってことか。
表情を見るにこの話題は本当にヤバい。
歩くスピードが速い。
話を変えようともう一つの疑問を口にする。
「あの後、どうなったの？」
『あの後』とは、お母さんが私を逃がしてくれた時の事。
「私もハンター試験を受ける準備をしてたから、荷物を取りにアジトに戻ったら」
「うんうん」
「アイツが『パノはどうだ？』って訊いてきたから、『集団と戦ってて危ない』って言った訳」
「うん」
「『そ、そそそそんなわけが・・・パノ！！』って飛び出してったから、背後からグサリしてヒョイってやってグルグルしたら気絶した」
「・・・・・・え」
「だからとどめにネチョってして警察に連れて行った」
「・・・はぁ」
よくわかんないけど――お母さん強っ。
「で、パノに気付かれないように常に絶をしてさ、見守ってきたんだよ。そしたらあなた、恋する乙女になっちゃって。オロオロオロ」
「まだ恋と決まったわけじゃ・・・あっ！」
早く師匠の所行かなきゃ・・・！
「どうしたの？」
「用事思い出した！じゃあねお母さん！プレートありがとう！余ったら返すね」
師匠を見つけるべく、人が多く居そうな所に走った。
ラッキーアイテム
革ベルト
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はるか(プロフ) - どうぞどうぞ！おともだちになりましょう(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2014年7月11日 13時) (
レス) id: c63a9a77ef (このIDを非表示/違反報告)
ばにゃにゃ☆シュガリティ(プロフ) - はるかさん» はるかさん度々コメありがとうございます♪ ご迷惑でなければ友希させてください！( ＞人＜ ) (2014年7月11日 9時) (レス) id: 179f3e0353 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - クラピカに恋する主人公ちゃんとめっちゃ共感です！これからどーなることやら♪（ｖ＾＿＾）ｖ楽しみです(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2014年7月7日 19時) (レス) id: c63a9a77ef (このIDを非表示/違反報告)
ばにゃにゃ☆シュガリティ(プロフ) - はるかさん» ありがとうございます！ そう言っていただけてとても嬉しいです。 頑張ります！！ (2014年6月25日 16時) (レス) id: eefb07732c (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 更新、がんばってください！めっちゃ楽しみにしてるので！！ (2014年6月24日 23時) (レス) id: c63a9a77ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばにゃにゃ☆シュガリティ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/banyahomupe
作成日時：2014年6月24日 1時
