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Aもでしょ、と聞かれて、きっとそうなのかもしれないけど、すぐに肯けない理由が、?私にはあった。
『んー、さあね、どうでしょう。…それより、やっぱり君は女心がわかってないみたいだね。そんなんじゃ彼女できないよ』
「意味わかんねー。つーかできなくていいんだけど」
『言うと思った』
はあー、とわざとらしくいつもの赤羽くんみたく呆れ顔を作り、彼の引きつった表情を確認してから、冗談を誤魔化すように笑った。
ほんっと、赤羽くんって罪な男。私に馬鹿って言うくせに、馬鹿はどっちだって言ってやりたくなるぐらいに。
君は、大人になりたいからキスをしたって言ったけどね、私は、たぶんちょっと違う。
君に抱きつきたいのも、キスしたいのも、何もかも、きっと全部、全部。気づいたのはついさっきだし、呑込むのも遅かったけど、たぶん最初から心のどこかで…
さっき駅で1人自覚した気持ちを反芻しながら、赤羽くんを見る。
私は君に、恋をしていたんだ。
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鏡 雨 。.(プロフ) - アリス(あふらん)さん» ありがとうございます!読んでいただけて本当に嬉しいです! (2019年1月2日 12時) (レス) id: 0e4fba863a (このIDを非表示/違反報告)
アリス(あふらん)(プロフ) - 完結おめでとうございます!話の雰囲気がとても好みでした。素敵な作品に出会えて本当に良かったです!!ありがとうございます。 (2019年1月2日 11時) (レス) id: d39cf90419 (このIDを非表示/違反報告)
鏡 雨 。.(プロフ) - みあさん» ありがとうございます! (2018年8月6日 19時) (レス) id: e99495890a (このIDを非表示/違反報告)
みあ - 面白いです!頑張って下さい!! (2018年8月5日 21時) (レス) id: af930b47ff (このIDを非表示/違反報告)
鏡 雨 。.(プロフ) - 夢留さん» ありがとうございます!忙しく、更新のペースは落ちていますが、できるだけ早くお届けできるよう頑張ります! (2018年5月12日 15時) (レス) id: ce6f0d2a94 (このIDを非表示/違反報告)
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