それぞれの能力と練 ページ35
オークションが終わってすぐの9月10日
サザンピースに集合し、グリードアイランドに入るための正式な審査が行われるらしい
私たちはその日に備えて、各々必殺技の開発に力を入れることになった
つまり、“発”であり、ハンター用語での“練”だ
クラピカは命を懸けて、強力な能力を得た
かと言って私達にはそんな重い条件はいらない
「かと言ってリスクが軽すぎるとすげー能力は使えないから
重すぎず軽すぎず・・・
かつ自分の系統にあってて実践的であり応用の効く！
そんな能力を考えるんだ」
ゴンは何かを考えるように口元に手を当てているが、やがてプスプスとショートし始めた
『キルアはもう決まってるの？』
「ん？まーね」
キルアの実践的で応用の効く能力・・・
気になる
そして、キルアの能力がハッキリしているなら問題はゴンだ
『ねえゴン、ゴンは強化系でしょ？
ゴンって何を強化するの？
私ならナイフを使うから、ナイフを強化対象にしたり足技を使うから靴を強化したりすると思うけど』
「そりゃあオレ自身を強めるのがいいよね」
それは決まっているのか
なら早いかもしれない
「だとすると次はお前の何をどう強めるかってことだな」
それを聞いたゴンは再びショートしだした
『漠然としすぎて何も定まってないんだね！』
ケラケラと笑うAをよそに、ゴンはポカッとキルアに叩かれている
「ゴン
オレは今日から必殺技習得に向けて特訓するぜ
ま、お前はゆっくりどんな能力がいいか考えてろよ」
珍しくキルアがゴンを置いていこうとしている
いつものキルアなら、あんなことは言わないと思う
キルアにも思うところがあるのかもしれない
何せ、審査は4日後に差し迫っているのだから
「もしかしたら、オレとAだけ10日合格しちまうかもな
じゃなっ
Aも特訓すんだろ？行こーぜ」
頭の後ろで手を組んだキルアはゴンの部屋の前で私を待っている
『あっ、うん！
じゃあゴン、頑張ってね！』
私たちはゴンの部屋を出て、今度はキルアの部屋に入った
『で？で？キルアの能力はどんな感じ？』
キラキラと目を輝かせる私に、キルアは少し悩んでスタンガンを出した
『キルアは変化形だっけ？』
「そっ！コレを・・・」
―――バチバチッ
キルアはオーラを纏うと腕にスタンガンをあてて電気を浴びた
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ruru(プロフ) - みこさんの作品とても好きです✨しかもめちゃ好みで全部読んじゃいました(*^^*) (5月6日 18時) (
レス) @page45 id: 41af3796e6 (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - メロンソーダさん» メロンソーダさんこんにちは！ありがとうございます\( °ω° )/頑張りますー！！ (2022年8月4日 7時) (レス) id: e77f4d9956 (このIDを非表示/違反報告)
メロンソーダ(プロフ) - 続編おめでとうございます(* 'ᵕ' )イラストもお話も待っています 体調管理に気をつけながらも頑張ってください!! (2022年8月3日 22時) (レス) id: 30b889220d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みこ | 作成日時：2022年8月3日 7時
