作戦開始 ページ25
キルアの足音は本当に分からない
比べられてしまうのは少し・・・私のプライドも傷つきそうだ
「んー、Aちゃんも静かだけど・・・
気が付かなかったのね
Aちゃんは、貴方の足音に自分の足音を紛れ込ませるようにして歩いてるのよ
彼女は自分の痕跡を消すようにして動くのね
足跡も、私の足跡と重ねて歩いている
さながら透明人間よ」
「へー」と感心するキルアとニッコリと笑うセンリツさんの視線になんだか恥ずかしくなって目を逸らす
『わっ、私にキルアほどの技術はありません//』
「クラピカが2人を頼る気持ちも分かるわね」
落ち着いていて、周りを見る余裕もある素敵な女性だ
「ストップ!!
この道曲がってさらに100メートル先に奴らがいるわね」
「他のやつの足音と区別着くの?」
「癖があるのよそれぞれ微妙にね」
キルアは高い建物に登っていき、本命であるパクノダがいるかどうかの確認に向かった
「彼、優秀ね」
『キルアですか?
彼は頼りになりますよ
経験の数が違いますから
辛い経験の数も』
ふとセンリツさん見れば、なんだかニコニコとしている
「Aちゃんの心音は忙しいのね」
『へ?』
「穏やかな曲調かと思ったら、急に飛び跳ねるような音になって・・・彼の話をしている時はとても穏やかで、優しい曲に変わる
貴女、彼の事『ままま待ってください////!!』
あら、ダメだった?」
『ひっ、否定は・・・できませんけど!//
キルアと私はその、友達だから//』
「あら、そうなの?
てっきり私は・・・」
「駅だ
同じ電車に乗れってさ」
『ふぇ?!おっけーわかった!』
いつの間にかすぐ横に戻ってきていたキルアに心臓をバクバクと響かせながら、クラピカの指示通り3人で駅に向かった
顔が割れていないセンリツさんは旅団一味と同じ車両に
私とキルアは一番端の車両に乗り込んだ
「なあ、センリツと何話してたんだ?
A、なんか動揺してたろ」
『あー・・・いや、心音ってなんにも隠せないんだなーと・・・
必死に隠してた事がさ、ほんとに包み隠さず全部バレたって感じかな・・・』
「はあ?なんだよそれ
オレたちにも言えないことか?」
『ん?まあね
キルアだから言えないことってのもあるんだよ・・・//(ボソッ』
「何だよ?」
『いいから!!!
いつか!いつか話すから!!//』
そんな話をしていると、センリツさんから合図が来た
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ruru(プロフ) - みこさんの作品とても好きです✨しかもめちゃ好みで全部読んじゃいました(*^^*) (5月6日 18時) (レス) @page45 id: 41af3796e6 (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - メロンソーダさん» メロンソーダさんこんにちは!ありがとうございます\( °ω° )/頑張りますー!! (2022年8月4日 7時) (レス) id: e77f4d9956 (このIDを非表示/違反報告)
メロンソーダ(プロフ) - 続編おめでとうございます(* 'ᵕ' )イラストもお話も待っています 体調管理に気をつけながらも頑張ってください!! (2022年8月3日 22時) (レス) id: 30b889220d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みこ | 作成日時:2022年8月3日 7時