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クラピカ ページ13

シャワールームにバスタオルと全ての着替えを持ち込み急いでシャワーを浴びる


こういう時、髪が短くて良かったと思う


そろそろと言ってはいたが、流石にまだ来ないだろう


髪を洗い、顔と身体を丁寧に洗ったら香油で軽くマッサージをする


ここで体のむくみを取っておかないと、動きに支障が出るのだ


それが終わったら、体を拭きようやく着替え


熱をとるため下着のまま髪を乾かし、服を着てから髪をセットする


『へっ、変じゃないよね・・・?』


前髪はきちんと赤いピンで止めて


服はゆったりしたTシャツにショートパンツ


もう寝るだけのラフな格好にしてある


くじら島でも同じ部屋で寝ていたのだから、この格好にもさすがになれていると思うのだ


折角マッサージをしたのだから、昼間の服には袖を通したくないのが現状・・・!


「入るぜ」


シャワールームの扉を開けようとノブに手をかけたその時、彼が入ってくる声が聞こえた


相変わらず足音はほとんどない


どの辺にいるのか、全く把握できない・・・が、人の部屋に入ってあちこち扉を開けるなんて非常識なことをキルアがするはずがないので


ここで鉢合わせることは無いだろう


足元にちらばった下着や脱ぎ捨てた服を洗濯機に突っ込み、蓋を閉じてからリビングに向かった


「まだシャワー浴びてたのか?ふやけるぜ?」


『いや、ちょっとバタついてたから』


ちょっと離れたところにちょこんと座る2人


・・・距離がある




ありすぎる




さすがに違和感だ




これじゃキルアが持ってきてくれた差し入れを食べるにもいちいち立ち上がらなくてはならない


『ジュース持ってくるよ


炭酸でしょ?』


「サンキュ」


2人分の飲み物を持つと、キルアの向かいに座った


これくらいが自然な距離感だろう


『クラピカ、なんだって?』


「ああ


蜘蛛がさ、死んだって


すぐ切られてそのまま連絡つかなくなったんだけどさ」


『そっか』


少し、反応が薄かっただろうか


彼はよく見ている


少しでも不自然な所があれば、一瞬で見抜かれてしまう


ラフな格好なのに気が抜けないなんて、厄介な相手だ


敵に回さなくて本当に良かった



「なあ、それってさ


本当だと思うか?」


『ん?キルアは信じてないの?』


彼は少し考える素振りをみせ、話し出した


「いや、信じてないわけじゃないよ


ただ、Aだって分かるだろ


アイツらは昼間俺たちと一緒にいたんだ」

クラピカ→←クラピカ



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ruru(プロフ) - みこさんの作品とても好きです✨しかもめちゃ好みで全部読んじゃいました(*^^*) (5月6日 18時) (レス) @page45 id: 41af3796e6 (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - メロンソーダさん» メロンソーダさんこんにちは!ありがとうございます\( °ω° )/頑張りますー!! (2022年8月4日 7時) (レス) id: e77f4d9956 (このIDを非表示/違反報告)
メロンソーダ(プロフ) - 続編おめでとうございます(* 'ᵕ' )イラストもお話も待っています 体調管理に気をつけながらも頑張ってください!! (2022年8月3日 22時) (レス) id: 30b889220d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みこ | 作成日時:2022年8月3日 7時

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