【HxH】私の捕食対象は。4【キルア】

おまけ3 ページ4

※おまけと称してはいますが、お話の続きです

ちゃんとくじら島でのお話です※


『ごーんー、あつーい』


「今日は暑いね


アイスでも買いに行く？」


あまりの暑さに、体に力が入らない


もう溶けるのではないかと思ってしまう程だ


私は回らない頭でゴンにへばりつく


「おい、ベタベタすんなよ


見てるこっちまで暑いだろー」


キルアもしんどそうだ


『キルアー、アイス買いに行くー？』


「んー・・・ちょうどチョコロボくん切らしてるし、ついでに行くか」


この暑いのに、キルアはあくまでチョコロボくんがメインのようだ


各々小銭をポケットに突っ込むと、部屋を出た


何味のアイスにしようかと悩みながら、炎天下の中を歩く3人


コンビニに着くと、そこはまるで天国にいるかのような冷気


「「『涼しいー！』」」


大きく息を吸えば、身体に溜まった熱気が冷たい空気と入れ替わる


「何食うー？」


『甘くて冷たいやつがいいなー』


「みんなそうだと思うけど」


『・・・あ、そっか！』


「暑さで頭やられたんじゃねーの？」


ケラケラと笑う3人も、コンビニの涼しさに元気を取り戻したようだ


めぼしいものをみつけると、順番にレジを通し、外に出る


『みてみてー！私これ好きなんだよね』


Aの手にはスイカを模したようなアイス


「夏って感じするよね！


オレも同じの買ったよ！」


ゴンも同じアイスを買ったようだ


「ごめん、待ったー？」


キルアの手には大きなビニール袋と


『みんな考えることは同じだね！』


スイカの形のアイスだった


夏にしか出ない特別感と


種のように散りばめられたチョコレートが好きなのだ


煩いほど蝉が鳴く帰り道


気になるのはキルアの手にある大きなビニール袋


『ね、そんなに何買ったの？』


「んー？ジュースとチョコロボくん」


｢・・・それだけ？」


「んー、お菓子がいくつか？」


ゴンとAは顔を見合わせる


彼は一体何をいくつ買ったのか


部屋に戻ると、またうだるような暑さが3人を襲う


しかし、さっきまでと違う事が



「コレ、みんなで食おうぜ


ちょっと遅くなったけどヒソカ戦の打ち上げって事でさ」


ニッと笑うキルア


『キルア初めからそのつもりで買ってくれたの？！


優しい・・・！』


「わーい！！食べよ食べよー！」


『あ！人生ゲームみつけた』


「お！いいね！


やろうぜ！」


みんなでジュースとお菓子を囲み、人生ゲームを始めた

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