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After Story #2 ページ20
「Aー！！！！」
休日。
１人優雅にお茶を飲んでいた時のこと。
「なに」
「決まった」
「はい？」
「決まったの！！！就職先！！！」
「え」
驚きすぎてお茶を飲む手が止まる。
ただ言葉の意味を理解した瞬間 今度は全身が震えてくる。
「本当に！？」
「ほんとだよ！まじだよ！！うわ、良かったー」
「おめでとう、大我！」
「ありがとう」
そう言うと ちょっと待ってて と言って部屋へ走って戻っていく大我。
そして１分も経たずに戻ってくる。
「目つぶって」
「え？」
「だから、目！瞑って！！」
「はい、これでいい？」
「じゃあ次！手出して！」
「どっち？」
「んー……どっちでも！Aの好きな方出して！」
「はい」
「お、ぴったし！」
「え」
「就職先決まったら言おうと思ってた。まだここにはあげられないんだけどさ、俺、頑張るから。」
「うん…」
「ちゃんと仕事が落ち着いたら言うから。だからさ、プロポーズされる準備しておいて？」
「…わかった、っ、」
「もー！なんで泣くんだよ、！」
「ごめ、嬉しくて……」
「その涙はプロポーズの時までとっといて？ね？」
「うん！」
そう笑いあった１年後。
白いドレスを着て私は大我と海の見える場所で愛を誓い合った。
【After Story / Fin.】
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作者名：さえこ | 作成日時：2020年6月22日 0時
