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大我が帰ってきて半年が経った。
2人で迎えた初めての冬は今まで過ごしてきた中で1番暖かくて素敵な時間で、ちゃんと誕生日プレゼントを渡せたし、クリスマスもお正月も一緒に過ごせた。
勿論、何もない日だって楽しく過ごしている。
週末は2人で買い物に行ったり、家でゴロゴロしたりするし、家事は……
ほとんど私がやってるけどたまに手伝ってくれたりする。
そんな毎日の嬉しかったこと、楽しかったことを忘れないように日記を書くようになった。
たまに見返すと幸せな気持ちになれるから。
今日はなんて書こうか。
あ、2人でコタツに入ってアイスを食べたことでも書こうかな。
アイスを見た時の大我の顔、面白かったな。
「なにしてんの」
「ん？日記書いてる」
「日記？そんなの書いてたっけ？」
「最近書き始めたの。大我との毎日をちょっとずつ残していこうかなって思って。」
「ふーん、今日は何書くの？」
「コタツでアイス食べたこと！」
「ふーん」
「なに？」
「俺寝るよ？」
「うん、おやすみ」
「1人で先に寝るよ？」
「うん、私もこれ書き終わったら寝るから」
「あーもう！一緒に寝たいんだけど！！」
「へ」
「ほら、日記はまた明日書けばいいじゃん。今日は俺と一緒に寝よう」
「ふふふ、なんかあった？」
「なんもない！けど今日は離したくない気分」
「そっか、じゃあ寝ようかな」
「まじ？！早く歯磨いてきて！！」
気が付けば甘えてくる頻度が増えた。
けど、別に嫌じゃない。
むしろ、もっと好きになる。
そんな幸せを今日も噛み締めながら過ごしている。
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作者名：さえこ | 作成日時：2020年6月22日 0時
