12時03分、2車両目

３２ ページ32

次の日慎太郎に連絡すれば、まぁ2人なら幸せになれるだろうな！なんて返事が来ていて少し笑ってしまった。









.









.









そして季節は汗の吹き出る本格的な夏へと変わっていった。



例年は嫌いだった夏も、今はワクワクする季節でしかない。


だって夏といえばお祭りに花火大会、そして海水浴。


大我くんとたくさん思い出作れるな〜


なんて、数ヶ月前の私からは想像も出来ないほど浮かれている。








「A！」


『あ、大我くん！』








付き合うようになってからは１個しか年齢変わらないから。

ということでタメで喋るようにした。



まぁ私は恥ずかしくて、なかなか君付け外せないけど。






「お待たせ！遅くなってごめんね」


「ううん、大丈夫！」


「ねぇ俺が夏休み入ったら海水浴とか行こうよ！」


「え、行きたい！！」


「あとね、俺、Aと浴衣着て花火大会行きたい！」


「私もそれ思ってた！！」


「マジで！？今年の夏、楽しみだね！！！」


「うん、だからレポートとか筆記試験ちゃんと頑張ってよ？」


「うわっ、A最低！忘れようとしてたのに！」


「忘れさせません！ちゃんとやれたら花火大会行こうね」


「はいはい」








2人で笑い合いながら今日も出かける。


目指すは水族館。





今日も楽しいデートが始まる。

３３→←３１

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す