8時間目 ページ9
弾け飛ぶ黄色い触手。
驚きを隠せない生徒達。
「おぉすご。ほんとに効くんだこのＢＢ弾」
教室の後ろのドアから声がした。
────ひどく誰かに似た声だ
殺せんせーを含めた教室内の全員が後ろのドアに視線を向ける。
そこには
「ほんとにタコみたいだね」
銃口を殺せんせーに向けて、笑顔で立っているAがいた。
「にゃにゅや！？君はいったいッッ……」
次に殺せんせーの声を遮ったのはバターンと勢いよく椅子が倒れる音。
「な、なんで……ここに……」
椅子を倒す程の勢いで立ち上がったのは
「……カルマ」
柄にもなく声を震わせるカルマだ。
「久しぶり」
Aはドアに凭れて優しい声でそう言うと、ふわり、微笑んだ。
「……待ってなにこれどうゆう状況？」
何故か深刻な重い空気が流れる理解不能な状況に、思わず声を出したのは片岡メグだ。
「だから先に自己紹介をしておけと言ったんだ……」
続いて呆れながら教室に入ってきたのは烏間先生。
「烏間先生！あの、これ今どういう……？」
みんなが同じことを思っていたようで、烏間先生に全員分の視線が注がれる。
「彼は新しいＥ組の仲間だ」
その瞬間全員が、直感した。
「このクラス」に来たということは。
しかも今、目の前で見事に触手を飛ばして見せた。
ってことはやっぱりただの生徒じゃなくて
「また、プロの暗殺者……とか？」
全員が予想できる答えに身構えた時
その予想はAの声によってバッサリと裏切られる。
「いや普通に落とされただけだよ？」
「「へ？」」
「殺し屋なんて物騒な……ふっつーの中学3年生」
テヘペロっと舌を出すAに見事に全員が間抜けな顔をする。
「……いや待てもっとまともな嘘ねぇのか。お前『赤羽A』 だろ？」
突然Aを指をさして言ったのは寺坂竜馬。
「本校舎のエリート様が落とされて来るなんてありえねぇよ。なんか隠してんなお前」
そう言う寺坂の目は鋭く細められ、キラリと光った。
なぜ寺坂がそんな事を知っているかは置いておくとして
ついでにAがここに来た理由が嘘くさいのも置いとくとして
そんなことより気になったのは
「「あ、赤羽！？！？」」
綺麗に大合唱したＥ組生徒。
そう。同じ名字がすでＥ組にいること。
確かに言われてみれば、いや言われてみなくても
似てる。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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あずきいろ
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なくら(プロフ) - ふーちゃんさん» 癒しなんて言っていただけてほんともううわぁあああありがとうございます(´；ω；｀) (2016年11月24日 1時) (
レス) id: a5d16a318b (このIDを非表示/違反報告)
なくら(プロフ) - ふーちゃんさん» リクありがとうございます了解ですっ(｀・ω・´)ゝ不自然にならないところでやるので遅くなるかもですけど必ずリクにはお答えさせていただきます！！ (2016年11月24日 1時) (レス) id: a5d16a318b (このIDを非表示/違反報告)
ふーちゃん - 作者様神様ですか？癒しになります (2016年11月3日 15時) (レス) id: ebb69b8ca5 (このIDを非表示/違反報告)
ふーちゃん - 作者様 リクです 赤羽兄弟の子供時代お願いします (2016年11月2日 19時) (レス) id: ebb69b8ca5 (このIDを非表示/違反報告)
なくら(プロフ) - 弓闇さん» ありがとうございます。夢主くんのですよね？何色に変えたらいいですか？？ (2016年4月4日 23時) (レス) id: c046ef12ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なくら | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Anika1/
作成日時：2015年3月21日 11時
