41時間目 ページ45
現在に戻って神サイド
「あれ。誰もいない」
Aは朔優が帰っていくのを見届けてから教室に戻った。
だがいつも騒がしい教室は、お昼時間だと言うのにガランとして静まり返っている。
「めっずらし」
死んだように静かな教室に違和感を感じながらAは教室に入る。
開け放たれた窓から優しい風が吹き込んでAの髪を揺すった。
「じゃ遠慮なく一人優雅にお昼にしまーす」
Aは楽しそうに語尾に音符がついた独り言を呟く。
「せっかく晴れてるし外で食ーべよ」なんて呑気なことを考えながら、鼻歌交じりにAは鞄から大量の菓子パンを取り出した
その瞬間、
「確保ぉおお！！」
磯貝くんと思われる声がした。
「な、なに！？」
そしてガタガタという音がして何人かが窓から入って来たということを認識した直後
Aの視界は真っ暗になった。
「は！？ちょ、重っ！！！」
窓から次々と入ってくるＥ組のみんなは、一斉にAに乗りかかる。
人の上に人が乗っかって、完全にAを押し潰す状態。
もちろん、男女問わずの全員参加。
「よぉっしゃA捕獲成功！」
「逃すなよ！ここで逃すともう無理だぞ！」
ついさっきまで “ 優しい風が吹き込んで ” とか言える静かな雰囲気だったのが嘘のように、一気に騒がしくなった。
「逃げない！もう逃げないから！マジ、死ぬ！限っ界！」
Aが涙目になりながら、降参、と床をバシバシ叩く。
「言ったな！？言ったな！？よぉし許してやろう！」
前原陽斗がそう言うと、Aを押し潰す重みはどんどん軽くなっていった。
そして最後にカルマが窓から入って来て親指を立てる。
「いい感じ」
「……お前ら、まじ、殺す気か！！今ので俺の臓器2、3個は潰れたぞ！！」
自分のお腹をさすりながら今だに涙目でそう言ったAに
みんなは仁王立ちで、どうだと言わんばかりの堂々とした顔で言った。
「「もちろん、殺す気だ」」
みんなの目から溢れる、メラメラと燃えるような殺気。
Aは背筋に小さな寒気が走るのを感じた。
「そっか。そういう教室だったなココは……」
殺る時は本気で。
生徒の中に刻み込まれた教訓だ。
Aは心の中で小さく舌打ちをした。
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なくら(プロフ) - ふーちゃんさん» 癒しなんて言っていただけてほんともううわぁあああありがとうございます(´；ω；｀) (2016年11月24日 1時) (
レス) id: a5d16a318b (このIDを非表示/違反報告)
なくら(プロフ) - ふーちゃんさん» リクありがとうございます了解ですっ(｀・ω・´)ゝ不自然にならないところでやるので遅くなるかもですけど必ずリクにはお答えさせていただきます！！ (2016年11月24日 1時) (レス) id: a5d16a318b (このIDを非表示/違反報告)
ふーちゃん - 作者様神様ですか？癒しになります (2016年11月3日 15時) (レス) id: ebb69b8ca5 (このIDを非表示/違反報告)
ふーちゃん - 作者様 リクです 赤羽兄弟の子供時代お願いします (2016年11月2日 19時) (レス) id: ebb69b8ca5 (このIDを非表示/違反報告)
なくら(プロフ) - 弓闇さん» ありがとうございます。夢主くんのですよね？何色に変えたらいいですか？？ (2016年4月4日 23時) (レス) id: c046ef12ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なくら | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Anika1/
作成日時：2015年3月21日 11時
