40時間目 過去編終了 ページ44
「ドアのレールにジャストサイズの棒とかはめたりすれば、鍵かけるより強いんじゃないかなーと思うんだけど
……どう？」
「どうって、まさか！！」
その俺の嫌な予感は、さくちゃんがサラリと的中させてしまう。
「うん。この場はこのままの状態で放置しようかと」
マジかよ！？！？
すんごいことしようとしてるよこの小4！！
(現実では出来ないことを可能にする。それがうらつく←)
・・・
そのあと俺は、なんでさくちゃんがこんな目にあったのか聞いた。
紫月くんと喧嘩した後、紫月くんのお兄ちゃん、あ、バキバキの不良ね、がさくちゃんのとこに脅しに来たらしい。
殺すぞゴラァって。
「どーせ口だけじゃん？」ってなんでか知らないけど紫月くんのお兄ちゃんに喧嘩売ったんだって。
馬鹿だねぇ。
で、紫月くんのお兄ちゃんのガチ怒りを買ってその場で殴り合いの喧嘩に。
全っ然わけわかんないけどさくちゃんがなぜか勝っちゃったらしくて
その次の日から毎日、俺と帰り道が別れる所で連れ出されてフルボッコに。
で、ある日突然放課後に連れ出されて俺が気づいたって感じ。
「今後ケンカきんしね。ヘタしたら死んでたんだよ」
「あはは。まあ死にはしないよ」
えらく自信満々だね。
今日殺されかけてたくせに。
「は？そのじしんはどっからくるの」
「だって、もし俺が死にそうになったとしても、A助けてくれるでしょ？どーせ」
キラッキラの笑顔で、ポンと俺の肩に置かれた手を
「うるさいし」
なんて振り払ったのは一応俺の照れ隠し。
「次ころされかけたらころすからね」
「それ俺結局死ぬんじゃんか」
そう言ってケラケラと笑うさくちゃん。
あんなことがあったから、今2人でこうして笑いあえるのがなんかすごい奇跡のような気がしてくる。
というかたぶんほんとに奇跡だ。
この時間を失いたくない。
本人には絶対言えないけど
俺はさくちゃんを守るよ。
ずっと一緒にいたいから。
「そう言えばさ、Aの目どうなってんの？なんか黄色んとこが赤くなってたけど」
「さくちゃんだってなんかこう黒い煙みたいなのまとってたよ？あれなに？」
「「……」」
「しらないよ」
「俺だって知らないよ」
少しの沈黙の後、二人同時に吹き出した。
・・・
・・・
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
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あずきいろ
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なくら(プロフ) - ふーちゃんさん» 癒しなんて言っていただけてほんともううわぁあああありがとうございます(´；ω；｀) (2016年11月24日 1時) (
レス) id: a5d16a318b (このIDを非表示/違反報告)
なくら(プロフ) - ふーちゃんさん» リクありがとうございます了解ですっ(｀・ω・´)ゝ不自然にならないところでやるので遅くなるかもですけど必ずリクにはお答えさせていただきます！！ (2016年11月24日 1時) (レス) id: a5d16a318b (このIDを非表示/違反報告)
ふーちゃん - 作者様神様ですか？癒しになります (2016年11月3日 15時) (レス) id: ebb69b8ca5 (このIDを非表示/違反報告)
ふーちゃん - 作者様 リクです 赤羽兄弟の子供時代お願いします (2016年11月2日 19時) (レス) id: ebb69b8ca5 (このIDを非表示/違反報告)
なくら(プロフ) - 弓闇さん» ありがとうございます。夢主くんのですよね？何色に変えたらいいですか？？ (2016年4月4日 23時) (レス) id: c046ef12ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なくら | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Anika1/
作成日時：2015年3月21日 11時
