34時間目 過去編�� ページ38
俺とさくちゃんは歳は違うけど家が近所で親同士の仲も良くて、小さい頃からいつも一緒にいた。
所謂幼馴染み。
ある日そんな俺たちに、人生を変える出来事が訪れる。
始まりは、俺が小2でさくちゃんが小4の5月。
引き金となったのはただの子供の喧嘩。
さくちゃんがいた4年2組は、なぜか学年の問題児と言われる生徒が固まった問題が尽きないクラスだった。
そんな2組で独裁政権を敷いていた紫月(しづき)くんっていう男子。
あ、紫月って名前だからね苗字じゃなくて。
これがかなーりやばい子で。
その紫月くんにさくちゃんが反抗したらまあ、当然のごとく喧嘩になって。
っていうだけのたかが子供の喧嘩。
それがあんな大事件を呼ぶなんて誰が思うだろう。
・・・
当時のショタAサイド
俺とさくちゃんは毎日一緒に帰ってる。
いつもは大した中身もない会話をしてるけど、昨日から俺たちの帰り道はある話題で持ちきりだった。
「もー、紫月くんはダメだってばー」
「でも俺はなんも悪くないよ！？」
そう。さくちゃんが紫月くんとケンカしたこと。
俺もケンカくらい普通にするし、ただのケンカならわざわざ話したりしないんどけど。
相手が紫月くんとなれば話は別。
歳下ながら、俺も心配で。
紫月くんは先生でさえも一歩引いて接するような子。
普通の小学生とはかけ離れていると思う。
親がやばい組織だとか、兄弟が幹部だとか、紫月くんがタバコを吸っただとか。
どこまでほんとなのかはわかんないけどいい噂なんて聞いたことない。
ていうかこんな噂が回る時点で普通じゃない。
だからみんな紫月くんにはできるだけ関わらないようにしてる。
紫月くんとつるんでる奴らは別としてだけど。
そんな相手とさくちゃんはケンカしちゃったんだ。
「そーゆーことじゃなくて、なにされるかわかんないでしょ？さくちゃん今きけんなんだよ？」
「Aはおおげさだなー。なんともないってー」
さっきから、と言うか昨日からずっとこの調子。
俺がどれだけ言ってもさくちゃんは笑って流してしまう。
「明日の給食なんだろー」なんて呑気なことを言いながら。
「まあAは気にすんな！最悪なんかあったとしてもおれが負けなきゃいいはなしじゃん？」
そういってさくちゃんはニタッと笑う。
「そーだけど……」
そういう問題じゃないって言ってるんだけどなぁ。
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なくら(プロフ) - ふーちゃんさん» 癒しなんて言っていただけてほんともううわぁあああありがとうございます(´；ω；｀) (2016年11月24日 1時) (
レス) id: a5d16a318b (このIDを非表示/違反報告)
なくら(プロフ) - ふーちゃんさん» リクありがとうございます了解ですっ(｀・ω・´)ゝ不自然にならないところでやるので遅くなるかもですけど必ずリクにはお答えさせていただきます！！ (2016年11月24日 1時) (レス) id: a5d16a318b (このIDを非表示/違反報告)
ふーちゃん - 作者様神様ですか？癒しになります (2016年11月3日 15時) (レス) id: ebb69b8ca5 (このIDを非表示/違反報告)
ふーちゃん - 作者様 リクです 赤羽兄弟の子供時代お願いします (2016年11月2日 19時) (レス) id: ebb69b8ca5 (このIDを非表示/違反報告)
なくら(プロフ) - 弓闇さん» ありがとうございます。夢主くんのですよね？何色に変えたらいいですか？？ (2016年4月4日 23時) (レス) id: c046ef12ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なくら | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Anika1/
作成日時：2015年3月21日 11時
