24時間目 ページ26
神サイド
「よし。今日は俺にナイフをあてることからだ」
少し暑い春の日差しが照らす中、烏間先生の声が響いた。
「今日こそは絶対当ててやる！」
「私だって負けないからね！」
“ 訓練 ” だがみんなやる気満々だ。
あちこちで中学生らしい笑顔が咲いている。
みんなが楽しんで訓練を行えるのは、烏間先生が訓練でもあくまで体育の “ 授業 ” であることをわきまえているからだろう。
楽しくなければ授業じゃない、みたいな。
「そうだ！今日はカルマとAがペアでやってみろよ！」
木村正義にそう言われてAとカルマは互いに顔を向けて視線を交わらせる。
「兄ちゃん足引っ張んないでよ」
「よく言うわ」
交わった途端にバチッと火花が散ったがその後二人してくすりとほくそ笑む。
確かに、無敵チートのAと、ポテンシャルおばけのカルマなら期待する価値は大いにある。
「そういえば、カルマが真面目に体育出てんのって初めてじゃないか？」
菅谷創介の声にみんながコクコクと頷くのを見て、明らかに表情を変えた人物が一人。
「なに、お前もしかしていつもサボってんの？」
もちろんAだ。
「だってめんどくさいじゃん」
当然、とカルマが目で続けた。
その目を見てAは軽くため息をつく。
「ふざけんなダメ。今日から全部サボるの禁止な」
「はっ！？なんで！？嫌だけど！？」
サボリ常習犯にとってこの警告はかなり辛いものでカルマは必死に阻止しようとAの腕を掴む。
そんなカルマの努力は渚の無自覚爆弾に粉砕されることになる。
「今更どうしたの？Aくん。カルマくん基本いなくない？」
その一言にAはピキッと頬を引きつらせた。
「信じらんない」
(偽りだけど)最強優等生だったAにとって、常習的にサボるなんてまずありえないことだった。
仮病は別として((
「まあカルマは俺に反抗できないもんな？いやしたいなら別に止めねぇけどさ。そん時はわかってるよね」
「……っ」
楽しそうに語尾を上げて、常にケータイを持ち歩いているAがポケットをポンポンと叩いて見せれば
「……っ」
カルマはもう言い返せない。
「……ちょっと待ってこいつ本当にカルマなの？」
嘘でしょ、と速水凛香が続ける。
いつも余裕綽々で何が起きても通常運転を崩さなかったあのカルマが、今目の前で打ちのめされている。
その場にいたら誰でもを目を疑うだろう。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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あずきいろ
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なくら(プロフ) - ふーちゃんさん» 癒しなんて言っていただけてほんともううわぁあああありがとうございます(´；ω；｀) (2016年11月24日 1時) (
レス) id: a5d16a318b (このIDを非表示/違反報告)
なくら(プロフ) - ふーちゃんさん» リクありがとうございます了解ですっ(｀・ω・´)ゝ不自然にならないところでやるので遅くなるかもですけど必ずリクにはお答えさせていただきます！！ (2016年11月24日 1時) (レス) id: a5d16a318b (このIDを非表示/違反報告)
ふーちゃん - 作者様神様ですか？癒しになります (2016年11月3日 15時) (レス) id: ebb69b8ca5 (このIDを非表示/違反報告)
ふーちゃん - 作者様 リクです 赤羽兄弟の子供時代お願いします (2016年11月2日 19時) (レス) id: ebb69b8ca5 (このIDを非表示/違反報告)
なくら(プロフ) - 弓闇さん» ありがとうございます。夢主くんのですよね？何色に変えたらいいですか？？ (2016年4月4日 23時) (レス) id: c046ef12ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なくら | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Anika1/
作成日時：2015年3月21日 11時
