18時間目 ページ20
「あ、そう言えばAくん。後でいいもの見せてあげるとか言ってましたよね？」
あぁ。そういやそんなこと言ったな。
あれはあの場でカルマをからかいたかっただけなんだけどな。
とAは思いながらも
「あぁ。すんごいいいものなんだけどなー、俺説教されたからなー見せたくなくなっちゃったー」
なんとなく殺せんせーをからかいたくて
べーーっと舌を出す。
「じゃ、俺はこれで。あ、俺様に説教したんだから10倍は覚悟しといてよ」
お返し、と付け加えてAは職員室を出て行った。
「まったく……。カルマくんはあのお兄さんを見て育ったんですね。そりゃ悪知恵がつくわけだ……」
殺せんせーは頭を抱えた。
だがその顔は、すぐに緑のしましまに。
「どんな暗殺をするんでしょうかねぇ。ヌルフフフフ」
・・・
「よしカルマ！なんか奢ってくれんだよねー？」
その日の帰り道、Aはニッコリと笑いながらカルマに言った。
「ほんとに見せてないんだよね？」
「当たり前だろ？せっかく握ったカルマの弱みをミスミスみんなと共有なんてしたくないからね。
ほらほら。この写真が広まるのが嫌だったら奢ってよーん」
また画面にカルマの泣き顔を表示させる。
「もー本当に嫌なんだけど。俺はなんでよりにもよって兄ちゃんの前で泣いたかなぁ……」
カルマが頭に手をやってハァ……とため息をついた。
「そりゃカルマが俺のこと大好きだからだろ？実感しちゃったんだろ？このトキメキはきっと恋っ！……つってね」
「真顔でそういうこと言うのやめて」
「まあまあ事実なんだし？」
そう言ってAはもう一度カルマの目の前に画面を突きつけた。
「ねぇわかったからもう見せないで馬鹿にい」
「なに？にい、とかお前誘ってんの？萌え系アニメのツインテ妹しか言わないと思ってたんだけどそれ」
「失せろクソ兄貴。あぁー兄ちゃん泣いてくんないからなー。せめて秘密とか暴けたらなー」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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あずきいろ
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なくら(プロフ) - ふーちゃんさん» 癒しなんて言っていただけてほんともううわぁあああありがとうございます(´；ω；｀) (2016年11月24日 1時) (
レス) id: a5d16a318b (このIDを非表示/違反報告)
なくら(プロフ) - ふーちゃんさん» リクありがとうございます了解ですっ(｀・ω・´)ゝ不自然にならないところでやるので遅くなるかもですけど必ずリクにはお答えさせていただきます！！ (2016年11月24日 1時) (レス) id: a5d16a318b (このIDを非表示/違反報告)
ふーちゃん - 作者様神様ですか？癒しになります (2016年11月3日 15時) (レス) id: ebb69b8ca5 (このIDを非表示/違反報告)
ふーちゃん - 作者様 リクです 赤羽兄弟の子供時代お願いします (2016年11月2日 19時) (レス) id: ebb69b8ca5 (このIDを非表示/違反報告)
なくら(プロフ) - 弓闇さん» ありがとうございます。夢主くんのですよね？何色に変えたらいいですか？？ (2016年4月4日 23時) (レス) id: c046ef12ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なくら | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Anika1/
作成日時：2015年3月21日 11時
