ドSな先輩とわたあめガール (ページ4)

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forth love ページ4

きゃーーー♡♡♡！

急に廊下の外から黄色い歓声が聞こえてきた。

舞花が、なんだろうと思って廊下に出てみると、
おわわわわわわわわわっと言って顔を真っ赤にして戻ってきた。

さくら・舞花？どーしたの笑？

そう言って笑っている私の余裕は次の瞬間吹き飛んでいった。

？『姫宮さくらさんいますかー？』

そう言いながら、私達のクラスのドアに寄りかかっているのは、あの菊池風磨先輩だった。

さくら・ふぎゃぎゃぎゃ！聡ちゃん！聡ちゃん！私を隠してぇぇぇ(泣)

聡《!?んえ？え？あ、うん。》

私はしどろもどろしている聡ちゃんの後ろにササッと隠れた。

風磨『あれ？姫宮さん、いないの？』

良かったァァァ！
帰ってくれるー！

しかし、菊池風磨先輩に少しでも近づきたい舞花は……

舞花［さくらなら、聡の後ろに隠れてますよー！］

さくら・))ｷﾞｸｯ

風磨『聡くんーー！回れ右！』

聡《あっ。はいぃぃぃぃぃ！》

そして、私はあっという間に菊池風磨先輩の視界に入ってしまった。

風磨『姫宮さん♪ちょっとついてきてくれるかな？』

と、キラッキラの笑顔を見せながら言う。

さくら・えっ……。

今の私にはその笑顔が悪魔の微笑みにしか見えなかった。