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目線:A
日が変わって、古文の時間再び。
１つ右の列、２つ前の席。意外と近いよね、この距離感。
青八木くん、今日は寝ている。やっぱり右目は隠れてるけど綺麗な寝顔だ。ずっと見てたい。
こうやっていろんな青八木くんを拝めるのも先生のおかげだ。(先生が席適当に決めてる系)
やば、今初めて先生に感謝したかも。
そうやって馬鹿なこと考えてるせいかもしれないけど、今一瞬手嶋くんが振り向いて
『それは嘘だろ』
って顔した気がする。
嘘です。
嘘でした。
勝手な妄想してるうちに授業が結構進んでしまったので、急いでシャーペンを走らせる。
私理系なので。
そしてなんとか追い付いて、先生がもうまとめにさしかかり授業が終わりかけていることに初めて気付いた。
最近の私は安定してアホだと思う。主に青八木くんと手嶋くんのせいで。
それで同時に、定期テストが2週間後に迫ってることにも気付いた。
これじゃあ勉強とか無理だと思う。3人で、もしくは2人で勉強会とかになったらなおさら。
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作者名：しとどに傘 | 作成日時：2018年11月7日 16時
