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目線:A
目の前が真っ暗だ。
感覚として分かるのは、少し頭が痛いくらい。
目が開いた。そこは薄暗くて、私は上を見ているようだ。
と、突然視界に入ったのは＿＿
琥珀色に、きらきらと光る星。
あれ、なんで空が見えるの？
「ん、やっと起きたか」
体を起こして周りをよく見ると、学校の保健室だった。
養護の先生によると、ついさっき帰ってしまったが同じクラスの青八木くんが運んでくれたらしい。
青八木くんか…あの無口な人だよね。
会ったらお礼言わなきゃ。
ところで私、なんで倒れてたんだっけ？
確か部活のときに……
ダメだ、思い出せない。
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作者名：しとどに傘 | 作成日時：2018年11月7日 16時
