赤葦くんに懐かれました。[赤葦京治]

1話 ページ3

私は梟谷学園に通う2年生。

帰宅部だが護身術をならっている。

そんな習い事の帰り道。

「やめてください。警察呼びますよ。」

裏道の方からべタな台詞が聞こえて来た。

物陰から覗いてみると、同じクラスの男子。

赤葦くんがなんかヤバそうな人達に絡まれていた。

赤「あの、部活で疲れてるんでほんとやめてください。」

…何、あの人。超冷静なんですけど。

不良「あ！？ごちゃごちゃうるせぇよ！」

みたところ男子だし平気かと思ったが、本当に警察が来たら面倒なので今日習った
技で助けてあげた。

そしてそのまま別れを告げ帰宅した。

次の日学校に行くと、下駄箱に手紙が入っていた。

開けてみると「昼休みに屋上に来て。」と書かれていた。

これはまたベタな文章だなと思いつつ、昼休み屋上に行くとそこには赤葦くんが立っていた。

そして彼はこう言った。

赤「俺君に一目惚れしたんだけど。」

突然のことでびっくりした私はとりあえず告白を断った。

でも彼は諦めず、その日から私は赤葦くんに懐かれ付きまとわれるようになった。

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