*＊わたあめ*＊番外編 (ページ12)

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Sside

雅紀の部屋に入ると、雅紀は布団に突っ伏して泣いていた。

S「雅紀」

A「……ﾋｯｸ……」

S「まーさき。さっきはごめんな？」

A「ううん……おれがわるいのっ…ごめんなさい…」

俺はベッドに腰掛けた。

S「急にこんなことになって、雅紀もびっくりしたよな」

A「…おれ、きもちわるいよね……」

S「なんで？」

A「だって……男なのに…こんなんで…っつーか、

男なのか女なのかもこれじゃわかんなくなりそーだしっ…

…きもちわるいっ……しょーちゃんたちも、

近付きたくなくなっちゃうよね……」

S「そんなことないよ」

そうか、それでさっき、一緒に手伝いたがったのか…

S「まさき、おまえは男だし、雅紀は雅紀だし、今までと何も変わらないよ」

A「しょーちゃ…」

S「お腹痛くなったりしたらもちろん支えるけど、
気持ち悪いなんてことはない。何も変わらない。」

A「…ありがとっ…」

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