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Oside
夜になって、俺はまた、布団のなかで目を瞑って、
寝ようと試みる。
すると、静かに俺の部屋のドアを開ける音がして、
誰かが入ってくる気配。
目を開けると、枕を抱えた相葉ちゃんが立っていた。
A「あっ、ごめん。起こしちゃった？」
O「んや。起きてたよ」
A「あのさ、一緒に…寝てもいい？」
O「ん、いいよ〜」
おいらが横にずれると、隣に枕を並べて、
同じ掛け布団の中にもぞもぞと入ってくる。
2人ぴったりくっついて横になると、
相葉ちゃんはおいらの手を握ってきた。
A「くふふ」
すぐ目の前に、かわいい笑顔。
O「んー？」
A「おふとんの中、大ちゃんであったかい♪」
O「なんか日本語おかしくねぇか？んふふ」
A「ねぇ、この前釣り行ったんでしょ？
何釣ったの？」
O「えっとねぇ、アジ。アジ食いてぇーと思って」
A「食いたいと思ったら釣りに行くんだ。んはは、すげぇ」
いつもよりボリュームとトーンを下げた、
低めの少し掠れた声。
相葉ちゃんの声って、あったかくて、落ち着くよね。
A「おれね、このまえロケで釣り堀いったんだけど…」
A「しかも、ごはんおあずけで、ゆかにすわらされるの。ひどくない？(笑)…」
なんか、相葉ちゃんの声が遠くに聞こえる。
人の話の途中で寝ちゃうなんて失礼かもしれないけど……もう……
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作者名：とろサーモン | 作成日時：2014年11月2日 21時
