*＊わたあめ*＊病系短編集 2 (ページ42)

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隠し上手 SM×N ページ42

Mside

今、リビングに翔さんと2人。

家にはにのもいるんだけどね。

癒し担当の２人は連載させてもらってる雑誌の撮影だって。

リビングで寛いでいると、にのが入ってきた。

黄色いラインのはいったコップを取り出し
水を飲んで、また部屋に戻ろうとするけれど。

S「ちょっと待った！にの」

N「はい？」

今日初めて聞いた声は、少し掠れてる。

S「にの」

N「なんですか」

口調、振る舞いはいつも通りだけれど
ほっぺが赤いのは隠しきれていないよ。

翔さんがぐいっと手を引くと
そのままぐらっと体が傾いて
翔さんの腕の中に倒れ込んだ。

S「ほらやっぱり。熱ある」

N「……。」

S「にのは隠すの上手いからなぁ」

N「しょ、さ…」

S「ん。つらいね」

俺は体温計を取りに立ち上がる。

M「はいこれ」

S「ありがと」

バレてしまったならしょうがないと思ったのか
おとなしく測らされてるにの。

冷えピタあったかな。

…あと１枚しかないから、スポーツドリンクとかと一緒に買ってきてもらお。

電話帳で一番に出てくる相葉くんに電話をかけた。

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