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Nside
A「…ふぇっ……んぇぇっ……」
やさしく背中をトントンする翔さん。
相葉さんは、今まで我慢して抑え込んでいたものを全部吐き出すように、大粒の涙を流して泣いている。
N「やっと泣けましたね…」
みんな、やっと吐き出せたかと安心する一方で、
心苦しそうな表情で見守っている。
A「ふぇっ……んっ…っひ……はぁはぁ…っく…」
S「雅紀！」
O「相葉ちゃん、ゆっくり息吐いてごらん」
A「…っは……っん……る…しっ……」
O「落ち着いて。だいじょぶだよ。深呼吸ね」
M「過呼吸になるほど溜め込んでたのかよ」
N「まーくん…、もっと早く俺らで動くべきでしたね」
M「俺、マネージャーと事務所に電話して、
どうにかしてくれるように頼んでみるわ」
N「お願いします」
しばらくして、苦しそうに聞こえていた泣き声が
いつの間にか聞こえなくなったと思ったら。
S「雅紀、寝ちゃった」
翔さんの腕のなかで、すーすーと眠る相葉さん。
O「かわいいねぇ」
N「まったくこの人は。1人で我慢しすぎです」
俺は相葉さんの頭をそっと撫でた。
M「あとは任せてくれだって。
ファンの子からも、ひどいって評判良くなかったみたいだし」
結局、あの芸人とディレクターはグルで
2人で嫌がらせをしてたらしい。
理由は、まぁ一言で表すと嫉妬、みたいな感じ。
寝て起きた相葉さんの顔はすっきりしてて、
もう大丈夫かなと思った。
我慢し過ぎる癖はどうにかしてほしいですけどね。
end
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作者名：とろサーモン | 作成日時：2014年11月2日 21時
