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Sside
俺と智くんで夕飯とお風呂を済ませて
リビングに戻ってくると
マサキくんはソファの上で体を起こしていた。
おでこに手を当てる智くん。
O「う〜ん、まだちょっと熱いけど、顔色は少し良くなったね」
マサキくんは羽を動かそうとしてみているけど
うまく動かせない様子。
マ「っ！…ったぃ…」
S「あんま無理に動かさない方がいいよ」
マ「でも、どうしよ、とべない……」
その目に不安の色が灯った。
S「飛べないと、何か困る？」
マ「かえれない…」
O「んじゃ、飛べるようになるまで、ここに住む？」
マ「へ？！」
S「まだ熱もあるしね。マサキくんが嫌じゃなければしばらく泊まっていきなよ」
マ「ほんとに、いいんですか？」
O「もちろん！おいら、こんなかわいい天使さんと一緒に暮らしてみたいし♪」
なんてファンタジーなんだ智くんは。
S「俺も大歓迎だよ」
マサキくんはちょっと迷ってるみたいだったけど
マ「よろしく、おねがいします」
O「ふふっ。よろしくね」
S「よろしく」
マ「やさしいひとたちなんですね…」
O「あのさ、俺らもいつの間にかタメ口になっちゃってるけど、マサキくんもタメ口でいいよ？」
マ「あ、はぁ…」
O「んふふっ。まぁ、慣れてからでもいいけどね？」
マサキくんは人見知りなのか
俺らに恐縮、遠慮しっぱなしだった。
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作者名：とろサーモン | 作成日時：2014年11月2日 21時
