*＊わたあめ*＊病系短編集 2 (ページ4)

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Nside

今日もまたあの芸人と収録だった。

収録後、さすがに相葉さんの口数が少ない。

M「気にしなくていいからね」

O「あんなのデタラメだよ」

S「大丈夫か？」

A「大丈夫だよ！ただのつっこみなんだから気にするもんじゃないでしょ」

いやだから、あれはもはや罵倒してるだけですって。

そういうあなたも、無理して明るい笑顔をつくろうとしてるのがバレバレですよ？

そろそろ吐き出させないと、限界かもしれませんね。

俺はその事を3人に耳打ちすると、
同じ事を思っていたようで、うんうんと頷いた。

家に帰って、黙ってソファで漫画を読んでいる相葉さんの隣に翔ちゃんが座り、相葉さんをそっと抱きしめた。

A「ん？なに？しょーちゃん」

漫画をテーブルに置いた相葉さん。

S「…おまえ、ほんとは傷ついてるんじゃねぇの？」

A「え？何のこと？」

S「あの芸人とディレクターだよ」

A「…だいじょぶだよ」

S「あんだけ言われたら普通だめになるって。
だいじょぶじゃないって言っていいんだよ？」

A「……」

S「ひとりで抱え込まないの。ね？」

翔さんが優しく問いかけると、
相葉さんの目にはみるみるうちに涙がたまっていき、ついに溢れだした。

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