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Mside
とりあえずここで雨に打たれたままじゃいけないから、
家に帰ろうと支えて立たせようとしたけれど、
力が入っていない。
傘をたたんでおんぶすると、
ゆっくり、そっとしたはずだけれど
よいしょっとおぶった瞬間
「うっ……」と苦しそうな声が聞こえた。
M「ごめんな。」
急いで、でもなるべく揺れないように家まで運ぶ。
M「ただいま」
O「おかえ…ちょっ、どうしたのふたりとも！」
まーをおんぶして少し濡れている俺と、
俺におぶわれてぐっしょりと濡れているまーに、
驚くリーダー。
M「何かわかんないけど、そこの道路に座り込んでてさ」
O「道路って…とりあえず着替えないと」
まーの、水を吸って張りついた服を2人で脱がせると。
O「え……」
M「これ…っ」
全身に痣や傷があって、お腹は何度も殴られたかのように赤黒くなっている。
俺とリーダーは顔を見合わせた。
口に出さなくても、これは誰かに襲撃されて、
殴る蹴るの暴行を加えられたとみていいだろう。
O「相葉ちゃん…」
M「まー…なんで…」
.
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作者名：とろサーモン | 作成日時：2014年11月2日 21時
