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今日のヘリ担当は、白石先生と灰谷先生、担当ナースは冴島さんだ。わたし達は運ばれてくる患者の情報を待ちつつも、下準備を整えていく。

_「こちら翔北ドクターヘリ」

スピーカーから流れるその声に私は手が止まる。

_「三十代女性、頭部外傷で意識レベルが100に落ちた。挿管と頭部CTの準備をしておいてください」

「藍沢?」
「ああ、あいつ今日のトロントから戻ってくるって言ってたっけ」

緋山先生が藤川先生に聞いていた。まさか、帰ってくる便で事故に出くわすだなんて不吉だ。怪我してないといいけど...。

「それで空港に居合わせたの??藍沢が重症患者呼んでんじゃないの?」

その言葉にわたしも頷きそうになる。ある意味彼は、疫病神なのかもしれない...?


「どう?」
「FAST院生です。心筋の動きも正常です」
「じゃ、頭と腕だけね」

緋山先生と名取先生の会話を聴きながら、私もナースから必要な類を受け取るとすぐに藍沢先生の横へと入る。

「お帰りなさい」
「あぁ」

藍沢先生の補佐をしながらその手元を眺める、相変わらず素早くて正確で、この手は魔法のように見える。


「宮澤未知さん、25歳、血圧98の60、脈拍108、サチュレーション90」
「移します」

後ろの方で新しい患者が入ってきたのを確認しながらも、こちらがわも手早く進める。ひと段落ついたところで、藍沢先生が他のところ見ていることに気がついた。

ん??

「アプローチが難しい様なら体側がわに切りかえろ。手間取っている間に患者が死ぬぞ」
「え...あ、はい」

まさか彼が声をかけてくると思っていなかったのか横峯先生は驚いたが、すぐに指示通りにうごいた。

「灰谷、参加してるか。ただいるだけなら邪魔だ」
「PVCが出てるので筋原酵素のチェックと心筋シンチのオーダーします!」

次は灰谷先生に声をかけた藍沢先生。

「スライディングサインは陰性です、コンサバでいいですか?」
「何のアピールだ?わかりきった事を訊くな」

そう、藍沢先生がいる時の緊張感ってこういう事。少しでも気を抜くとわからない指摘が飛んでくる。

「なんだ」
「いいや?」

何でもないけど?といいながら私は手元へと視線を戻した。

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真衣(プロフ) - 続きが気になります 更新しないんですか?これからも頑張ってください (10月2日 22時) (レス) id: b2ca3dc2e9 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になってます この作品はもう更新されないのでしょうか? (8月21日 2時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
Natsuki(プロフ) - いつも更新楽しみに待ってます。これからも頑張って下さい! (2018年11月4日 23時) (レス) id: 2709160c1d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あおいろ | 作成日時:2018年10月20日 17時

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