MAJOR 第２シリーズ

第四話 ライバル 再会８ ページ34

吾郎「何でお前がここに…」
寿也「勝負だっけ？いいよ。その位なら時間もかからないし…打席で君の球を見てみたいしね…左投の」
吾郎「何でそれを！」

寿也「西中との試合見させてもらったよ。肩を壊してリトルを辞めていた事は知っていたけどまさか左で復活するとはね…Aちゃんも」

A「え？」
寿也「中学からは女の子は硬式野球はできないから…でもマネージャーになっててくれて正直嬉しかった」
A「寿君…」

寿也は本当に嬉しそうに微笑む

吾郎「待てよ。試合を見て俺達の実力を知ってて練習試合断ったのか？」

寿也が打席に向かおうとしたら吾郎が質問を振ってくる

寿也「そうだけど？」
吾郎「気にいらねぇな…西に勝った俺達を見て何で無駄って言えんだよ！」
寿也「だから、勝負してみたら分かるんじゃ無い？」

寿也の余裕な笑みを見てAは不信感を抱く

寿也「じゃあ始めよっか」

寿也は打席に着き、小森は捕手に着いた

A(吾郎の球は西にも通用してた…でも…でも何で寿君は余裕そうなの？)
吾郎(てっきりシニアでやってるかと思ってた…何でお前が軟式やってるか知らねーが…こんな球…暫く見てねーだろ！！)


カァァン

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