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妖怪筆師!一つ目小僧、、、12 ページ31

一つ目(A、鬼太郎!…経凛々奴の体が人間を取り込んでいたのか…いくらAと鬼太郎が強くてもあれでは攻撃出来ない筈…何とか奴を人間達から引き離さなくては…鷲尾君、ろく子さんまで!何とかしなきゃ…!)

鷲尾とろくろ首までも捕まっており一つ目小僧は何とかしなきゃと思い美也子を見つめ手を離す

一つ目「美也子さん!やっぱり僕行かなきゃ」
美也子「!そんな駄目です!あんな化け物の居る所へ行くなんて…!」

美也子が心配して一つ目小僧の服を握りしめると一つ目小僧は顔を赤くした

美也子「確かに一つ橋さんに不思議な力があるのは分かりました…でもだからって!」
一つ目「君は暫く隠れてて?」

優しい笑みを浮かべ引き離そうとするが美也子は涙目で一つ目小僧に抱きつく

美也子「嫌!私を一人にしないで!」

抱き返そうとする…だが一つ目小僧は抱き返さなく片方の手で手首を掴みながら美也子から離れる

一つ目「僕、助けたいんだあの若者を…初めて妙に親近感を覚えられる相手だった……それに」
美也子「それに?」
一つ目「あの妖怪は僕達の仲間の誰かがいい加減に復元してしまったからあーなったんだよ。仲間のミスはみんなの責任!それが会社でしょ?」

美也子「一つ橋さん…」

一つ目「だからこれは僕の仕事だ!へへっ…偶にはパパァーッと手際良く片付けてみせるよ!課長の見てないのが残念だけど!」

一つ目小僧は笑顔でそう言い走り去るが美也子は「一つ橋さん!」と叫び一つ目小僧の後を追う

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作者名:勿忘草 x他1人 | 作成日時:2017年5月9日 21時

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