第十四話 不愉快な野球8 ページ24
静香「ちょっとボク何してんのよ!ダメでしょ、勝手なことしちゃ。選手交代は私の唯一の楽しみなんだから!』
吾朗「だったら今、俺に代えろよ!このままじゃ試合になんねーだろ!」
静香『なーに言ってんのよ。最低評価のピッチャーの癖に』
吾朗「うえ…(汗」
最低評価と言われる吾朗
静香『アンタ大人しくしてないと試合に出してあげないわよ?』
吾朗「こ、このー」
寿也「吾郎君落ち着いて!相手は監督だよ!」
吾朗「離せ寿也!このまま黙って見てられっか!」
静香に楯突こうとし寿也が止めに入り抵抗する吾朗…そして寺門も静香に近寄りお願いする
寺門「俺からもお願いします。茂野に投げさせてやってください」
寿也「寺門君何言って」
寺門「いいんだ佐藤。お前も分かってるだろ?悔しいが今の俺じゃ奴らを抑えるのは難しい…だが夢島組全員が特待生に劣っているとは思わない!結果は分からんがせめて全員が納得のいく試合にしたいんだ!」
他の夢島組も同じ気持ちだったらしく頷きそれを見た寿也も静香に近寄る
寿也「お願いします。茂野君をマウンドにあげてください」
静香『うふふ…いやーん』
マイク越しで喋る静香の声がマウンドに響き、笑顔のまま容赦のない言葉を夢島組に言う
静香『気の毒だけど貴方達にはこのままボロボロに負けてもらうわ。だってこの試合はそれが目的なんですもの』
その言葉を聞き夢島組が驚くには十分だった
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作者名:勿忘草 x他1人 | 作成日時:2017年2月24日 22時