第十一話 また・な…9 ページ6
祖父「友達かい?」
祖母「えぇ、女の子で茂野って名前の子ですよ」
祖父「女の子か…寿也ももうそんな歳か」
寿也「な、何の話をしてるの?」
寿也が祖父母がコソコソと何かを話しており寿也は気になってしまい聞き出す
祖父「寿也、その女の子暇な時家に連れてきなさい」
寿也「えぇ!?//…な、何言ってるのお爺ちゃん」
祖母「そうね、寿也があそこまで嬉しそうに話すのなんて久しぶりだからね。どんな子か見てみたいわ」
寿也「お、お婆ちゃんまで…そんなAちゃんはただの友達だよ…」
祖母「そぉAちゃんって言うの」
寿也はやってしまった感が出てしまい口を手で塞ぐ
祖父「寿也、その子の事大切にしなさい」
寿也「う、うん…」
寿也は階段を上がり部屋に来て電気も点けずベッドに寝転び目を閉じると頭の中にはAしか頭になかった
寿也「友達なんかじゃない…Aちゃんは僕の…」
A『一緒に野球やろうよ!私、本田Aって言うの…君は?』
A『この手首が壊れても…私、最後まで吾郎の球を捕りたい…その為なら手首を壊してもいい…』
幼少期、リトル時代のAを思い出していた
寿也「昔から…Aちゃんが好き…なのかもしれない…いや、好きなんだ…」
寿也は自分の気持ちに気付く。そう思うと心臓が破裂しそうなくらいドキドキして顔が赤く熱くなりベッドに蹲りながら胸辺りのシャツをギュッと握る
寿也(Aちゃんの声や顔を思い出すだけでこんなにもドキドキしたり熱くなるなんて…これから僕、どんな顔してAちゃんに会えばいいんだ…///)
翌朝、学校にてAは清水が海堂に合格したのを聞いたが何処か元気が無く話を聞くとソフト部がなく同じく受けていた聖秀も合格しソフト部があるとか…吾郎にじゃあ聖秀に行けよと言われ小森に話すと怒られてしまう…だが清水はその日横浜リトルにいた川瀬涼子に会い話をしてると清水の心の中で決意し聖秀に行く事にした
Aは寂しい気持ちはあるが…大丈夫だろうと安心した気持ちもあった
また・な… end
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作者名:勿忘草 x他1人 | 作成日時:2017年2月24日 22時