名探偵コナン 〜心の傷を癒して…〜

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英理「この子…私達の事ばかりか…自分の名前さえ思い出せないの…」

小五郎が近寄りAの肩を掴む

小五郎「んなバカな…お前の保護者の毛利小五郎！俺の妻の妃英理に娘の蘭だ！」


Aは顔を逸らす

「分からない…何も思い出せないの…」

小五郎「！！」

コナン「A…」

白鳥刑事は風戸先生を呼びタクシーで来る風戸先生

白鳥「風戸先生…お疲れの所すみません…心療科の当直が居なかったもので」

風戸先生は早速Aの診察をする

風戸「自分が誰だか分かりますか？」

Aは首を横に振る

風戸「それでは今日、何があったか覚えていますか？」
「…いえ…」

コナンが心配そうにAを見る

風戸「アメリカの首都は何処でしょう？」
「ワシントン…」

風戸「５×８はいくつですか？」
「40…」

風戸「このボールペンの芯を出して下さい」

風戸先生からボールペンを受け取りボールペンの芯を出す


Aの診察が終わり、Aは今日休む事に…蘭と園子が付き添いで見てくれていた






小五郎「逆向健忘…」
風戸「はい…実際の疾病や外傷によって損傷が起こる前の事が思い出せなくなる記憶障害の一つです。しかし（人１）ちゃんの場合、目の前で佐藤刑事が撃たれたのを見て、強い精神的ショックを受けた為と思われます…」

小五郎「それで、あの子の記憶は戻るんですか？」

風戸「今の段階では何とも言えません…。ただ、日常生活に必要な知識の点では、障害は認められませんでした」

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