54 ページ5
.
『ばか、普通に洗うって言ったじゃん』
目の前でシャワーを浴びるAに後ろから手を回し腰を密着させれば、止まらない不満。
湯も貯めずに入ったから、狭いバスルームで2人並んでシャワーを浴びる。
「しょうがねえじゃん。ほら、背中洗ってやるから座って」
『んもう・・・』
手に泡を載せて綺麗なすべすべの肌に手を添える。
段々と下に手を下げていっても、手を前に回しても彼女の口からは文句ばかり。
「あー!もううるせえ、大人しく洗われてろって」
『やだ』
ほんと、素直じゃねえやつ。
お構い無しにAの胸に手を回したら、勢いよく振り返ったかと思うと泡のついた手を1振り。
言うまでもなく、俺の顔面には泡が飛び散った。
「目、目が!!!」
『臣が悪いのよ、しつこいから』
って楽しそうに笑っていうA。おてんばにも程があるだろこいつ。
「お前、覚えとけよ」
泡を洗い流し、なんとか目を開けるとこちらを振り返ってべーっと舌を出してる顔がすぐに目に入った。
こいつ、、懲りてねぇな。
仕返しにガバッと抱きついてAのうなじに軽く噛み付いた。
ヒャッと小さな声が漏れ、俺はしめたようにAの耳に舌を差し込んだ。
『ばかあ・・・やめてよぉ』
酒も入って、抵抗できないのか段々とやり返す力が弱くなっていく。
『もお、やだ。ベッド行く』
「ん。」
身体に残った泡を洗い流し、再びベッドに雪崩込んだ。
仕事終わりで疲れてるはずなのにどこにこんな体力が残ってたのか。
自分でもわかんねえけど、やっぱ止められなくなるんだよな。
.
734人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「登坂広臣」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
葵(プロフ) - たかあやさん» そう言っていただけると嬉しいです(;_;)更新暫く滞っていて申し訳ないですが、ご期待に添える事が出来るように頑張ります・・・! (2018年6月30日 19時) (レス) id: ea5accdc2b (このIDを非表示/違反報告)
たかあや(プロフ) - この感じの岩ちゃん臣は初めてですごいハマってます(*^^*)いいなぁ。こんな風に挟まれたい(笑)全くこの先の展開が読めない!!それがいい!!更新楽しみにしています!! (2018年6月30日 16時) (レス) id: 9513f20f64 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:葵 | 作成日時:2018年3月16日 13時