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そのクリスマスの晩、予定通り直人さんのバーへと向かった。
外は昨日から降り続いていた雪が薄らと積もり、地面を白くしていた。
クリスマスの晩に一人でバーだなんて我ながら寂しいもんだ。
いつもと同じ場所に座るとすぐに直人さんがこちらにやって来た。
｢いらっしゃい。何飲む？｣
｢こんばんは。んーと、焼酎の水割りで｣
｢渋いね、笑
今日は、？｣
｢今日はAと約束しました。｣
俺がそう返すとそっかって直人さんは笑顔でお酒を準備し始めた。
その後ろ姿に向かって、でもあいつは来るかわかんないんです。そう言うと直人さんの動きがピタリと止まった。
｢…決めたんだね｣
｢はい、｣
｢そっか…｣
直人さんはそれ以上何も言ってこなかった。
それから二時間が経った。何をする訳でもなくちびちびと飲んでいたお酒の味もよく分からない。
こんな決断したくなかった。何よりもAを失うことが怖かった。
あいつの逃げ道になるってそう決めるくらいには何がなんでも一緒に居たかったんだ。
だから、来ないとわかっているのに心のどこかで期待している自分がいたんだ。
お店のドアが開く度に心臓がどきりと跳ねた。
だけど、そこにAの姿は無かった。
落胆と期待。その繰り返し。
頭がどうにかなってしまいそうだ。
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葵(プロフ) - たかあやさん» そう言っていただけると嬉しいです(；＿；)更新暫く滞っていて申し訳ないですが、ご期待に添える事が出来るように頑張ります･･･！ (2018年6月30日 19時) (
レス) id: ea5accdc2b (このIDを非表示/違反報告)
たかあや(プロフ) - この感じの岩ちゃん臣は初めてですごいハマってます(*^^*)いいなぁ。こんな風に挟まれたい(笑)全くこの先の展開が読めない！！それがいい！！更新楽しみにしています！！ (2018年6月30日 16時) (レス) id: 9513f20f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵
| 作成日時：2018年3月16日 13時
