ストロベリーフィールド

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ミニョンには今ダニエルの家にいること、なんでそうなったのか訳を説明した。
凄く心配をかけてしまったけど、


｢俺も力になるよ。｣


そう言ってくれた。その言葉にまた涙が出そうになった。




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近くのスーパーで買い物をしてダニエルの家へ帰った。



今朝合鍵を貰っていて、部屋の鍵を開けるとフワッと香る家の独特な匂いにまだ慣れない。


ダニエルはまだ帰っていなくて、その間に洗濯物を畳んだり掃除をしたり。


どうすればこんなところにグミの残骸？


良くいえば片付け外のある部屋、悪くいえば散らかりすぎ。
帰ってきたら一発注意するかな。





何とか掃除を終わらせて夕飯を作っているうちにダニエルが帰ってきた。


｢ヌナー！ただいまー！｣


玄関から元気な声が聞こえる。


『おかえりー！』


私もそこまで聞こえるようにキッチンから大きな声でそう言うと、ドタバタと足音が聞こえてバッとダニエルが現れたかと思ったら持っていた鞄をほおり投げてギューって力いっぱい抱きしめてきた。


｢ヌナがいる。｣
『？いるよ？』
｢今日会社でずっと塩対応だったから心配で。｣
『だって会社だもん。』
｢ずっとこうしたかった。ハハッ｣


何これ。相変わらず甘い。反則。
こんなん注意する気も失せるわ。
お掃除指導はまた今度にしよう。


その後キスの嵐が降ってきて、フニャンて笑うから私も一気に気が抜ける。


プシューッ


そんなことしてたら鍋のお湯が沸騰して吹きこぼれてしまって慌ててガスを止めた。
そんな私を見てニヤニヤしているダニエル。


｢ヌナおっちょこちょいなんだから。｣
『誰のせいだ！』





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