暗殺教室卒業後、公安警察官になった山田です。【男主】 2

第五十一話 ページ8

｢山田さん、さっきの女の人達って山田さんのお友達？｣


｢うん、そうだよ｣



ポアロに(また)着いての開口一番はこれだった。



｢連絡取ったりしてなかったみたいだね！それはどうして？｣


｢お仕事が忙しくてね｣


｢たまに会ったりすると逃げるのは？｣


｢ずっと連絡取ったなかったのにいきなり会うなんて失礼かなって思って…いや、本当は会うのが怖かったのかも知れないね。あははは…｣



予め皆に会ってしまった時のために用意しておいた言い訳を、まさかこの子に使うなんて思わなかった。

とても好奇心旺盛な子のようで色々な質問をしてくる。



｢ねぇ山田さん、どうして僕が質問した事全部返せるの？｣


｢え？それは君が質問してきたからで｣


｢あ、言葉が悪かったね！普通僕みたいな子ども、ましてや今日初めてあった人に簡単に話すなんて普通はしないよね？｣



あぁ、そういうことか

この子は探るのが上手いなぁ…

将来は探偵さんかな？



｢…君は、難しい言葉を知っているね。そうだなぁ。一つだけ言うなら…｣



僕は、嘘が苦手なんだ。



と、笑みを含め言ってみた。

まぁ、それも嘘なんだけど



｢…そっかぁ…、ごめんなさい。色々質問しちゃって｣


｢いいんだよ。…あ、そろそろ時間だ。それじゃあ失礼するよ｣


｢うん、今日はありがと！バイバイ！｣


｢…バイバイ｣



…さて、切り替えて行くか

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