暗殺教室卒業後、公安警察官になった山田です。【男主】 2

第四十九話 ページ6

｢お兄さん！待って〜！｣



…あの子は江戸川コナンくん？



｢僕の事かな？｣


｢うん！お兄さん！これ忘れてたよ！｣


｢…あぁ…、ハンカチ。ありがとう｣


｢いえいえ！｣



ハンカチを忘れるなんて…公安として失格だな。

これがもし大きな情報だったらどうすんだか



｢わざわざ来てもらって悪かったね。お礼に千円あげるから君と君と一緒にいたお姉さんの分も何か買っておいで｣


｢え〜ただ忘れ物を届けただけだからいいんだよ〜！｣


｢いや、さっきお店で騒いじゃったのも悪かったからさ。ハンカチありがとう｣


｢じゃあその千円の代わりにポアロでお話しようよ！それがお礼でいいから！ダメ？｣


｢…それでお礼になるのなら、喜んで｣



何か…探られてる…？

この子の瞳を僕は知っている。

警戒されているような

知ろうとしているような

そんな瞳を



｢わーい！じゃあ行こ！お兄さん！｣


｢山田だよ。コナンくん｣


｢山田さんかぁ！…山田さん、どうして僕の名前しってるの？｣


｢あぁ、それは君をよく新聞で見るからね。デパートジャックの時から知ってるよ｣


｢え！そんな時から！？｣


｢うん、その時から｣



本当は最近だけど、気になって探してみたんだ、この子の記事



｢今じゃ新聞に載る君はキッドキラー…大変だね｣


｢あはは〜…あ、着いたよ！入ろ〜｣


｢うん｣



さて、どんな事を聞かれるんだろうか

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