第六十四話 ページ23
「僕は…警察関係の仕事をしています」
その仕事内容は、関係者以外誰にも他言無用なこと。
本当は、今皆に会っているこの状況も危険だと言うこと。
それ等を、皆に話した。
「…じゃ、じゃあ大丈夫なのかよ。今、俺らと一緒にいて…」
前原くんが僕にそう言った。
「…本当は、大丈夫じゃない。…でも、皆なら誰にも言わないって…信じてるから」
少し、自虐気味に笑みを零した。
「でも、Aくんがした事は決していい事とは言えないよね」
神崎ちゃんが言う。
「Aにも、理由があってこうなったのかも知れない。皆そう思ってた。でも、そういう理由があるからってさ、皆をこれだけの思いさせるのは違うんじゃない？」
片岡ちゃん。
「俺達、一緒に殺せんせーにたくさんの事を学んだ仲間だろ？そんな仲間が一人でも欠けたらって思うと、怖くて、辛かった」
菅谷くん。
「うん…。本当にごめん。謝っても許されることじゃないと思うけど、謝らせて。ごめんなさい。…それと…こんなこと言うの、厚手がましいと思うけど…僕、皆に仲間だと思われていて嬉しかったよ。とっても」
「…ずっと仲間です…！Aくんは、私達E組の仲間です！」
奥田ちゃん。
「よく言った奥田！」
「当たり前だ」
「そうよ、Aくん。」
吉田くん、竹林くん、原ちゃん。
「バカ。私たちの絆がそう簡単に壊れると思っているの？」
「速水の言う通りだ」
「おうよ！！ツンデレスナイパーいい事言うねぇ！」
「黙って変態世紀末」
速水ちゃん、千葉くん、岡本くん
「あたしらを心配させた罪は重いよ〜？」
「Aくんには罪を償ってもらわなきゃねぇ」
「警察関係なら言えよな〜」
中村ちゃん、不破ちゃん、木村くん
「本当に心配したんだから！！」
「就職した途端いなくなりやがって…」
「私のツアーにも来てもらおうと思ってたのにいなくなるんだもん！心配した！」
「ほんと、心配させやがって。俺がテレビ出てんの見てたかー？」
岡野ちゃん、杉野くん、倉橋ちゃん、三村くん…。
「……A。皆、納得はした。でも、まだ理解はしてない」
「…うん」
「だから、一回殴らせて」
その言葉と同時に、僕の右頬には痛みが走った。
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yu-kun(プロフ) - アカヤさん» 返信遅くなり申し訳ないです。作品を読んでくださってありがとうございます。 (2020年12月1日 23時) (
レス) id: 60a3e99319 (このIDを非表示/違反報告)
アカヤ(プロフ) - 完結おめでとうございます。 とても面白かったです…！！ (2020年11月21日 15時) (レス) id: c94cddf62e (このIDを非表示/違反報告)
yu-kun(プロフ) - ドーリー☆さん» そう言って頂けて幸いです。御祝いのお言葉嬉しいです！コメントありがとうございました！ (2019年7月29日 14時) (レス) id: 60a3e99319 (このIDを非表示/違反報告)
ドーリー☆(プロフ) - めっちゃいい話だった〜！完結おめでと！ (2019年7月29日 14時) (レス) id: e7e2f8dfc2 (このIDを非表示/違反報告)
yu-kun(プロフ) - 椿さん» 御祝いのお言葉嬉しいです。泣いて頂けたのなら幸いです！コメントありがとうございました！ (2019年7月29日 12時) (レス) id: 60a3e99319 (このIDを非表示/違反報告)
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