第六十一話 ページ20
時計から鳴る、時間が刻まれていく音を聞きながら
僕は窓の外を見つめる。
時刻は五時丁度
ランニングをしている人や、犬の散歩をしている老人が目にはいる。
僕が指定した時間まで後一時間。
そろそろ、家を出ることにした。
目的地まで車で三十分
車の鍵を持って家を出る。
駐車場につき、車に乗り込み発進させる。
まだ空は薄暗い。
でも
そんな空でさえ
眩しく感じたのは何故だろう。
時間はどんどん進んでいく。
可笑しいな。
やっと、皆と会えるはずなのに
どうしようもなく、怖い。
赤信号で止まり、目の前にある山を見る。
ハンドルを握る手が、震える。
青信号になり、しっかりとハンドルを握りアクセルを踏む。
ああ
ついてしまった。
僕の
僕らの、学び舎に。
車から降り、鍵を閉める。
通い慣れた山道を見上げ、深呼吸をする。
「スゥ…。…おはようございます、先生」
その一言と同時に
足を、進めた。
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yu-kun(プロフ) - アカヤさん» 返信遅くなり申し訳ないです。作品を読んでくださってありがとうございます。 (2020年12月1日 23時) (レス) id: 60a3e99319 (このIDを非表示/違反報告)
アカヤ(プロフ) - 完結おめでとうございます。 とても面白かったです…!! (2020年11月21日 15時) (レス) id: c94cddf62e (このIDを非表示/違反報告)
yu-kun(プロフ) - ドーリー☆さん» そう言って頂けて幸いです。御祝いのお言葉嬉しいです!コメントありがとうございました! (2019年7月29日 14時) (レス) id: 60a3e99319 (このIDを非表示/違反報告)
ドーリー☆(プロフ) - めっちゃいい話だった〜!完結おめでと! (2019年7月29日 14時) (レス) id: e7e2f8dfc2 (このIDを非表示/違反報告)
yu-kun(プロフ) - 椿さん» 御祝いのお言葉嬉しいです。泣いて頂けたのなら幸いです!コメントありがとうございました! (2019年7月29日 12時) (レス) id: 60a3e99319 (このIDを非表示/違反報告)
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