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第五十九話 ページ18

「そんな事、僕に言わなくてもいいんだよ。山田のしたいようにすればいいんだ」



僕の頭に手を置く降谷さん。

その目は、どこか嬉しそうだった。



「でも、そうやって僕に宣言してくれて嬉しかったよ。今更前言撤回とかはなしだからな」



悪ガキのような笑顔で、僕にそう言った。



「…はい!降谷さん!」



殺せんせー、見つけたよ。

僕の大事な道しるべ


殺せんせーを殺して、僕らE組は暗殺教室を卒業し、就職した。

個々に自分の才能、趣味を仕事にし

皆、今に至る。

僕は、殺せんせーに出会うまでは才能や趣味なんて無くて

まるで、ロボットのような生活を送っていた。

でも、殺せんせーに出会って僕はロボットから人間になれた。

それでも、僕は昔と変わっていない。

変われないと、そう思い込んでいた。

僕が、勝手に思い込んでいただけで

変わっていたんだ。

昔の僕と、今の僕は

変わっている。

体も、心も

変わっていないところも、多少はあるけれど

それも、僕だ。

僕なんだ。

公安警察官、ゼロ所属の

山田Aだ。



「降谷さん、本当にありがとうございました。貴方は私の恩師の一人です」


「ふはっ、山田の恩師になれるなんて、光栄だな」


「そ、そうですか?」



この日常を

この国を

僕は守りたい。

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yu-kun(プロフ) - アカヤさん» 返信遅くなり申し訳ないです。作品を読んでくださってありがとうございます。 (2020年12月1日 23時) (レス) id: 60a3e99319 (このIDを非表示/違反報告)
アカヤ(プロフ) - 完結おめでとうございます。 とても面白かったです…!! (2020年11月21日 15時) (レス) id: c94cddf62e (このIDを非表示/違反報告)
yu-kun(プロフ) - ドーリー☆さん» そう言って頂けて幸いです。御祝いのお言葉嬉しいです!コメントありがとうございました! (2019年7月29日 14時) (レス) id: 60a3e99319 (このIDを非表示/違反報告)
ドーリー☆(プロフ) - めっちゃいい話だった〜!完結おめでと! (2019年7月29日 14時) (レス) id: e7e2f8dfc2 (このIDを非表示/違反報告)
yu-kun(プロフ) - 椿さん» 御祝いのお言葉嬉しいです。泣いて頂けたのなら幸いです!コメントありがとうございました! (2019年7月29日 12時) (レス) id: 60a3e99319 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yu-kun | 作者ホームページ:http  
作成日時:2018年12月8日 1時

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