113話 ページ7
貴「や……めて…よ…」
視界が緋色に染まっていく
？「クラピカ！その子の心音が変よ！」
ク「？」
貴「奪わ……無いで…私の大切なもの
その表情をやめてよ！！
憎い！憎い！！やめてよ！
やめてよ！！！！」
クロ「落ち着け…セイラ」
クロロの声が聞こえた
その声は低くて…私の炎を抑えてくれるように響いた
緋色だった視界が戻っていくのが分かる
ク「っ…！何なんだ…お前はっ……」
レ「なあ…セイラ…
俺ら仲間だよな？………仲間だよな！？」
二人の叫びが聞こえる
今は…クロロを助ける
イムの火で、車を燃やす？
いや、それじゃあクロロも危ない
〈ドリームソング〉
でクロロと私の鎖を断ち切る？
一番いい手だけど…その後…彼たちに追いかけられれば元も子もない
どうする？
クロ「セイラ…お前だけ逃げろ
それならばお前をこいつ等は追えない
今すぐにだ、行け！！」
ク「なっ…！」
その声に合わせて発動させる
込める感情は『砕』
貴「〜♪！！」
鎖を断ち切り
車の窓がガラスを割出る
貴「クロロ！！絶対……助けるからっ！！」
彼はクロロを抑えているせいで私を追う事は出来ない
すぐにホテルに戻り
訳をすべて話した
シャ「今、団長を助けることを優先するべき
か、鎖野郎を殺すことを優先するべき
か話してたんだ
セイラは？」
貴「私は団長…クロロを助ける」
そんなこと決まっている
パクがいなかった
彼に呼び出されて行ったらしい……遅かったか…
パクを追うか追わないかで争っていた
シズ「私も今はまだ団長には死んでほしくな
い、パクも同じだと思うよ
だからこそ何も言わずに飛び出したん
だよ」
フィン達が反対していたが
彼からの電話のせいでアジトへ戻ることとなった
ゴ「ねえ…セイラ…さっきのはどういう事？」
貴「……さあ…」
ゴ「俺……信じてるから…セイラの事……」
やめてよ……
信じないでよ……
私は敵なんだよ……
そんな時…パクが帰ってきた
そう……これが蜘蛛のみんなと共にいる
最後の時間となってしまったんだ
私は無力だ
無力な事を憎んだ
私をこんな絶望へ追いやった元凶のアノ日が憎い
私は憎しみをどうする事もできないほど無力だ
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花みたいに(プロフ) - とみさん» 読んでくれてありがとうございます！！ (2019年4月20日 21時) (
レス) id: 248b61614a (このIDを非表示/違反報告)
とみ - 大変感動してます...！大好きです...！！(;_;)(;_;) (2019年4月20日 21時) (レス) id: c4cf1ef3c8 (このIDを非表示/違反報告)
花みたいに(プロフ) - あああありがとうございますっ！これからも頑張りますーっっ！！ (2019年1月10日 13時) (レス) id: 248b61614a (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - とても面白いです！感動して、ガチ泣きしました(/ _ ; )更新待ってます！！頑張ってください！ (2019年1月10日 2時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
あーる(プロフ) - ファイトです！すごいですね。面白いし (2019年1月8日 5時) (レス) id: 3671a02ba7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花みたいに | 作成日時：2019年1月4日 20時
