純粋と汚れの涙Ｈ×Ｈ~4~

127話 ページ21

貴「いい……の…？私なんかが仲間で……」


するとキルアが反論してきた


キ「その"私なんか"ってのやめろ
　 俺達の大事な仲間だろ？」

レ「おう！！あたぼうよ！！」

ゴ「Aはハンター試験の時から
　 ずーっと仲間だよ！！
　 これからもね！！」


やばい……そろそろ脱水症状になる……


私を殺す気だよこの人達……


ク「A……私達は仲間だ
　 これは絶対だからな(ニコ」


貴「うっ……なんで……こんなに…優しいのっ…」



すると4人は目を合わせたかと思うと

私に向かい直り


「「「「A、仲間になってくれてありが
　 とう！！
　




　 これからもよろしくな/ね！！」」」」

貴「ありがとうっ……
　 こちら……こそ……っ……






　 ううっ……わああああああっ」


その後私を必死に宥めてくれた


イムはずっと私に寄り添いながら涙を流していた


その途中にレオリオから始まってゴン、キルア

って皆泣き出しちゃった


そうやって泣いて泣いて……






私は改めて幸せを感じたんだ









いつの間にか私達は疲れて眠っていたようだ


まだ外は暗いけど、外に出てみた



そろそろ秋だ…少し寒い

　
久しぶりの風を感じながら歩いていると


人影が見えた


貴「あれ……？



　 センリツ……？」


そういえば……センリツの姿が見当たらないと思っていた…



席を外してくれたんだろう



セ「あら……Aちゃん
　 ………今夜はいい月ね」


貴「……そう…だね……」


空を見上げて思った


綺麗だと……


セ「良かった……貴方の心音……
　 とても穏やかで優しい……」



貴「そうなんだ？」

セ「フフッ
　 クラピカとこれから一緒行くんでしょ？
　 なら私も一緒ね
　 改めてよろしくねAちゃん」

貴「……うん！よろしくね、センリツ」





言葉には出さなかったけど……



多分……友達って…感じかな…？



多くの物を失った


傷つけて傷ついた


でも………









信じられる仲間ができた……






私は生きるよ


信じてくれた仲間のためにも


愛する人のためにも




パイロ……生きるよ私



母様……私、生き甲斐を見つけたの



ウボォー、パク……ごめんね…私のせいで
　 大好きだよ
　 今までありがとう






私は進む

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