126話 ページ20
貴「いや……だって……
クルタ族の裏切りが知られたら…
クラピカがきっと傷つくでしょ？
私一人の裏切りだったら、心の拠り所は
まだ多いだろうし……」
ク「そんなわけ無いだろうっ！！！」
クラピカが怒鳴った
驚いて彼に目を合わせると
少しだけ緋色に染まっていた
貴「え…クラピカ…？」
クラピカは俯くと、また私に目を合わせて話しだした
ク「っ……私はAの亡骸を見た時…
何よりも辛かった……お前が蜘蛛にいると知
ったときも………
何よりも愛しているからだ…
私にとってはクルタ族の裏切りも辛い
けれど…それよりもお前が裏切ることが
……お前が傷つく事の方が何百倍も辛い！！
私は……Aと…苦しみを分かち合う事
ぐらいできる………させてくれ……
私を頼ってくれ……もう…
一人で傷つくな…」
……私は……結局クラピカを傷つけただけなんだと今理解した
私は無力の前に愚かだった
何故彼を信じなかったんだろう？
私ならきっと分かっていた……クラピカは…私を絶対に見捨てなんかしない…信じてくれるって
貴「ごめん…なさいっ…
私は……クラピカを結局傷つけて……
ごめんなさい……」
ふいに私の涙が指に拭われた
ク「A………これから……
私と共に来てほしい
お前の全てを背負う事は……私にもきっと出
来ない……けれど…先ほども言ったように
分かち合う事はできる
A…生きよう……
幸せになろう……
愛してる………」
その言葉ひとつひとつが私の心に深く、大きく
沈んでいく
こんな……こんな私でも……幸せになっていいと？
苦しみを分かち合ってくれると？
愛してくれると？
クラピカを私は信じた
貴「はいっ……私も…愛してる…」
もう一度深く私達は抱きしめあった
グスッグスッ
………私でもクラピカでもないすすり超えが聞こえる
レ「くそう……ここでプロポーズかっ……
俺たち空気だったけど……
泣かせてくれるぜっ！！」
………あ……忘れてた……
キ「すっかり二人の世界だったな……
……よかった……A……」
キルアが涙を浮かべながら微笑んでいた
ゴ「うん！！A！！
どんな事があったって俺達仲間だから
ね！！」
ゴンはいつものように明るい笑顔で…
望んだ言葉を繰り出してきた
もちろん、涙は止まることを知らない
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花みたいに(プロフ) - とみさん» 読んでくれてありがとうございます！！ (2019年4月20日 21時) (
レス) id: 248b61614a (このIDを非表示/違反報告)
とみ - 大変感動してます...！大好きです...！！(;_;)(;_;) (2019年4月20日 21時) (レス) id: c4cf1ef3c8 (このIDを非表示/違反報告)
花みたいに(プロフ) - あああありがとうございますっ！これからも頑張りますーっっ！！ (2019年1月10日 13時) (レス) id: 248b61614a (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - とても面白いです！感動して、ガチ泣きしました(/ _ ; )更新待ってます！！頑張ってください！ (2019年1月10日 2時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
あーる(プロフ) - ファイトです！すごいですね。面白いし (2019年1月8日 5時) (レス) id: 3671a02ba7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花みたいに | 作成日時：2019年1月4日 20時
