純粋と汚れの涙H×H (ページ41)

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31話ページ41

キ「うわっ、すげー見てみろよ」

貴「なになに〜？」

ゴ「うわー！宝石みたいだね！」

ゴンの言うとおり上空から見る夜景は宝石のように輝いていた

ゴ「……ねえキルアのお父さんとお母さんは？」

貴「あ！私も気になる！」

キ「ん〜生きてるよ、多分」

へ？多分？

ゴ「何してるの？」

キ「………殺人鬼」

ゴ.貴「「え、両方共？」」

キ「ブハッwww2人でハモってそこかよ！
　ほんとにおもしれー奴らwww
　マジ面でそんな事聞き返してきたの
　お前らが初めてだぜ？」

貴「え、だって本当の事なんでしよ？」

キ「…………なんでそう思う？」

ゴ「なんとなく」

キ「おっかしーなー
　どこまでか本気か分からない、ってところ
　が俺のチャームポイントなのになー」

貴「え〜そんなところよりさ〜
　ツンデレなのに天使、ってところを
　チャームポイントにしようよ」

キ「それは俺じゃない…」

貴「またまた〜照れちゃって〜」

ゴ「セイラはほんとにキルアが好きだね！」

貴「うん！大好き！！ゴンも大好き！！
　 2人は私の可愛い弟〜〜」

ゴ「えへへ」

キ「なっ！//………お前が姉なのは嫌だ」

貴「え〜〜そういうのがツンデレなんだよ〜」

キ「うるせえ！」

貴「あ〜でさ、キルアの事教えてよ」

キ「………俺んち家族全員暗殺者なんだ
　で、俺その中でもすっげー期待されてて
　さでもさ、俺ヤなんだよね
　人にレール敷かれる人生ってやつ？
　結局喧嘩になって母親の顔面と兄貴の
　脇腹ぶっ刺して家おん出てやったんだ」

キルアは只者じゃないとは思ってたけど、暗殺者か……きっと幼い頃から人を殺したんだろう

こんなにも優しい子が………

苦しい日々だったんだろう……

貴「別にキルアがどんな人生を送ってても
　私のアプローチは止まらないからね！」

キ「それだけは止めて欲しい……」

ゴ「セイラの事は……やっぱり話しづらい？」

貴「あ〜〜う〜ん…」

どうしよう……キルアも言ったのに私だけ言わないってのはな〜…

少しなら……いいかな？

貴「そうだな〜じゃあ……
　火のことなら特別に教えてあげてもいい
　よ？」

キ「！？」

ゴ「ほんとに！？」

貴「でも……他の人には言わないでね
　クラピカとレオリオにもだよ」

ゴ「なんで？」

貴「なんでも！この約束が守れないなら教え
　ませ〜ん！！」