序章【wrwrd】 (ページ2)

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shp side

無難に焼き魚の定食を頼む
決め手は値段だ。とても安い

安いのに量はかなり多い
これで普通なら、特盛りやその上はどうなるのだろうか

答えは簡単

「姉さんそれはやばい…」

普通ではありえないほど大きな皿
これでもかと盛られた具材達

人間が食べるものではなかった

『あ、引かないであげてね、これ普通だからさ』

「大丈夫っす。むしろそんなに食べれるのすごいと思いました」

「ここはそもそもの量が多いからね！もし食べられなさそうだったら少なめって言えば少なくしてくれるよ」

…なるほど
とりあえず料理を口に運ぶ

「ん…骨がない」

『でしょ？ここの人優しいから食べやすいように骨とってくれるんだよ』

「そうなんですね。」

すると聞こえた聞きたくない声

「ぁ！ショッピ君こんなところにぃたの？」

何故ここまできた？

「昼ですからね」

「じゃぁはやくぁたしとご飯食べよぉ？」

そう言って腕を引っ張られる
だが、腕は誰かに弾かれた

『後輩君もうご飯食べてるのにそれを強制終了させるのは良くないよね？しかも嫌がってるの分からないの？』

A先輩が…

「ぇ！？ぃゃがってなんてないよねぇ？」

「嫌に決まってるじゃないですか。」

そういうと、顔付きが明らかに変わった
いや逆に嫌じゃないと思っていたのかこの人は

「どぅしてょ！？こいつなんかよりもゎたしのほうが可愛いじゃん！」

こいつの脳内はお花畑なのか？

「何言ってるんです？A先輩の方が見た目も可愛いし中身もいいです。幼稚園くらいからやり直した方がいいんじゃないですか？」

『え、そこまでいう？こいつ泣いちゃうよ？』

冷静に突っ込まれた
でも本当のことだ

「そんな…ゎたしショッピ君のこと好きだったのにぃ…」

「俺は付き合うなら先輩じゃなくてA先輩と付き合いたいです。」

ぴぇんぴぇん言って泣きながらどこかへ行ってしまった

A先輩の顔が赤い
それを見て俺の心臓に違和感を感じる

「お前…そうだったのか？」

隣の同僚にそう言われる

「ん？何が？」

「いやだから、お前先輩好きだったのか？」

ん？

そうなのか？

「ちょ、来て」

そう言って席を立って男子トイレに行く

「今の発言はそういうことだろ！？いいと思うぞ」

「なんでそうなっとるん？」

「だって今のお前の顔…赤く染まってるぞ？」

鏡を見て頰に手を添えると、そこは明らかに熱を持っていた